特許
J-GLOBAL ID:200903096877820974
非線形有限要素解析装置及び方法、コンピュータプログラム、記録媒体
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
一色国際特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-379892
公開番号(公開出願番号):特開2005-141645
出願日: 2003年11月10日
公開日(公表日): 2005年06月02日
要約:
【課題】解析に必要な計算量や記憶容量を抑えつつ高い精度で非線形有限要素解析を行えるようにする。【解決手段】 有限要素モデルの接点情報と要素情報、及び荷重条件が入力され(S100〜104)、各積分点の剛性から要素剛性行列が作成され(S108)、剛性方程式の解が求められる(S112)。求められた解から各要素の応力が計算され(S114)、要素中心点について、その変形履歴を示す履歴情報に基づいて応力修正量が計算される(S116)。この応力修正量を用いて各積分点の応力が修正され(S120)、その修正応力を用いてモデル全体の内力が計算され(S122)、外力との不釣合い力が計算される(S124)。この不釣合い力が所定の微小値以下になるまで、要素中心点の剛性修正量に応じて修正した各積分点の剛性から要素剛性行列を作成して(S108)、S110以降の処理を繰り返す。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
非線形有限要素解析を行うための装置であって、
解析対象の有限要素モデル及び荷重条件の入力を受け付ける入力手段と、
解析対象の変形挙動特性を表す特性情報が記憶された特性情報記憶部と、
前記入力された有限要素モデルの各要素について積分点よりも少ない個数だけ設定された剛性評価点における、解析計算の過程での変形履歴を表す履歴情報を記憶するための履歴情報記憶部と、
前記入力された有限要素モデルの各要素の各積分点の剛性に基づいて剛性行列を生成し、この剛性行列で規定される剛性方程式の解を計算する有限要素計算部と、
前記有限要素計算部により計算された剛性方程式の解に基づいて各要素の前記積分点及び前記剛性評価点での応力を計算する応力計算部と、
前記特性情報記憶部に記憶された特性情報と、前記履歴情報記憶部に記憶された履歴情報とに基づいて、各要素の前記剛性評価点での応力修正量を計算する修正量計算部と、
前記剛性評価点での応力修正量に基づいて、同じ要素内の各積分点での応力を修正する応力修正部と、
前記剛性評価点について前記特性情報及び前記履歴情報から求められる剛性修正量に基づいて、前記剛性行列を修正する剛性修正部と、
前記剛性評価点について、前記有限要素計算部で計算された解から求められるひずみ及び前記応力修正部で計算された応力修正量で修正された応力を、その変形履歴として前記履歴情報記憶部に格納する履歴格納部と、
前記応力修正部が修正した各積分点の応力に基づいて前記有限要素モデル全体の内力を計算し、この内力と外力とが釣り合ったかどうかを計算する釣り合い判定部と、を備え、
前記釣り合い判定部により内力と外力とが釣り合ったと判定されるまで、前記有限要素計算部、前記応力計算部、前記修正量計算部、前記応力修正部、前記剛性修正部、及び前記履歴格納部による処理を繰り返すことを特徴とする非線形有限要素解析装置。
IPC (3件):
G06F19/00
, G06F17/13
, G06F17/50
FI (3件):
G06F19/00 110
, G06F17/13
, G06F17/50 612H
Fターム (3件):
5B046JA07
, 5B056BB03
, 5B056HH07
引用文献:
審査官引用 (2件)
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有限要素法入門, 19941130, 第2版, P.183-186
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有限要素法によるアダプティブ・メッシュ・コントロール
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