特許
J-GLOBAL ID:200903096886321859

めっき密着性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 順三 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-075701
公開番号(公開出願番号):特開2003-277902
出願日: 2002年03月19日
公開日(公表日): 2003年10月02日
要約:
【要約】【課題】 Si,Mnを多量に含んでもなおめっき密着性に優れるとともに強度延性バランスにも優れた高強度(合金化)溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提案する。【解決手段】 C:0.05〜0.25mass%、Si:0.50〜2.0mass%、Mn:1.0〜3.5mass%、Al:0.01〜1.0mass%を含有し、Mn/Siが0.5以上である組成の鋼板を、加熱温度(Ac3変態点-80°C)以上、H2濃度1〜100vol%、露点-50°C〜+40°Cの雰囲気中で、加熱後の鋼板表面に生成した無定型SiO2の反射型IRスペクトル測定装置で測定した赤外線吸収スペクトル強度I(SiO2)と、(Fe,Mn)2SiO4の赤外線吸収スペクトル強度I((Fe,Mn)2SiO4))との比が0.3以下となるように一次加熱処理を施し、次いで、酸洗減量がFe換算で0.05〜5g/m2となるように酸洗をした後、Ac1変態点以上Ac3変態点以下の温度範囲で二次加熱処理を施し、その後、溶融亜鉛めっきし、必要に応じて合金化処理を施す。
請求項(抜粋):
C:0.05〜0.25mass%、Si:0.50〜2.0mass%、Mn:1.0〜3.5mass%、Al:0.01〜1.0mass%を含有し、Mn/Siが0.5以上である組成の鋼板を、加熱温度(Ac3変態点-80°C)以上、H2濃度1〜100vol%、露点-50°C〜+40°Cの雰囲気中で、加熱後の鋼板表面に生成した無定型SiO2の赤外線吸収スペクトル強度I(SiO2)と、(Fe,Mn)2SiO4の赤外線吸収スペクトル強度I((Fe,Mn)2SiO4))との比が0.3以下となるように一次加熱処理を施し、次いで、酸洗減量がFe換算で0.05〜5g/m2となるように酸洗をした後、Ac1変態点以上Ac3変態点以下の温度範囲で二次加熱処理を施し、その後、溶融亜鉛めっきを施すことを特徴とするめっき密着性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。【請求鋼2】上記鋼板は、上記成分に加えてさらに、Cr:1.0mass%以下、Mo:1.0mass%以下、B:0.003mass%以下、Ti:0.1mass%以下、Nb:0.1mass%以下、V:0.1mass%以下、Cu:1.0mass%以下、Ni:1.0mass%以下のうちから選ばれる1種以上を含有することを特徴とする請求項1に記載のめっき密着性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。【請求鋼3】上記一次加熱処理の際に、鋼板の酸化増量を片面あたり0.05g/m2以上とすることを特徴とする請求項1または2に記載のめっき密着性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。【請求鋼4】上記溶融亜鉛めっきを施した後、さらに合金化処理を施すことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のめっき密着性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
IPC (7件):
C23C 2/02 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/58 ,  C23C 2/06 ,  C23C 2/28 ,  C23C 8/14
FI (7件):
C23C 2/02 ,  C21D 9/46 J ,  C22C 38/00 301 T ,  C22C 38/58 ,  C23C 2/06 ,  C23C 2/28 ,  C23C 8/14
Fターム (28件):
4K027AA05 ,  4K027AA23 ,  4K027AB05 ,  4K027AB06 ,  4K027AB44 ,  4K027AC12 ,  4K027AC73 ,  4K027AE33 ,  4K037EA01 ,  4K037EA02 ,  4K037EA05 ,  4K037EA06 ,  4K037EA11 ,  4K037EA13 ,  4K037EA15 ,  4K037EA16 ,  4K037EA17 ,  4K037EA19 ,  4K037EA20 ,  4K037EA27 ,  4K037EA28 ,  4K037EA31 ,  4K037EA32 ,  4K037EB07 ,  4K037EB09 ,  4K037EB12 ,  4K037FH01 ,  4K037GA05

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