特許
J-GLOBAL ID:200903096941700201

高感度煙検出装置の最適閾値設定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹内 進 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-013509
公開番号(公開出願番号):特開平8-202970
出願日: 1995年01月31日
公開日(公表日): 1996年08月09日
要約:
【要約】【目的】装置の設置状態で計測処理を通じて最適な閾値を自動的に設定して検出精度と信頼性を向上する。【構成】ファン部5による空気吸引量を規定値とした状態で、比較器18から出力されるパルス信号のパルス幅に対するパルス数の第1分布を一定のゲート時間に亘り計測し、ファン部5の速度とゲート時間を変えて同様に第2分布を計測し、第1分布と第2分布の相関を求める。これを最小閾値から最大閾値の範囲で比較器18に対する閾値THを変化させながら繰り返し、第1分布と第2分布の相関が最も強くなる閾値を最適閾値として決定する。
請求項(抜粋):
ファンの駆動により警戒空間からサンプリングパイプにより空気を吸引し、吸引した空気に含まれる煙粒子に対するビームスポットの光の照射で得られた受光信号を比較器で閾値と比較してパルス信号に変換し、該パルス信号の数をカウントして煙量を測定する高感度煙検出装置の最適閾値設定方法に於いて、前記ファンによる空気吸引量を規定値とした状態で、前記比較器から出力されるパルス信号のパルス幅に対するパルス数の第1分布を一定のゲート時間に亘り計測する第1測定過程と、前記ファンによる空気吸引量を他の規定値に変化させた状態で、前記比較器から出力されるパルス信号のパルス幅に対するパルス数の第2分布を、前記ゲート時間を前記空気吸引量の変化に応じて設定した一定のゲート時間に亘り計測する第2測定過程と、前記第1及び第2測定過程で測定した第1分布と第2分布の相関を求める相関算出過程と、予め定めた最小閾値から最大閾値の範囲に所定値ずつ閾値を変換させながら前記第1測定過程、第2測定過程及び第3測定過程を繰り返して求めた各分布の相関の中から、最も相関の強い分布を得た閾値を最適閾値として決定する閾値決定過程と、を備えたことを特徴とする高感度煙検出装置の最適閾値設定方法。

前のページに戻る