特許
J-GLOBAL ID:200903096944593961

磁気特性が優れた無方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-186615
公開番号(公開出願番号):特開平5-140649
出願日: 1991年07月25日
公開日(公表日): 1993年06月08日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、高級無方向性珪素鋼板(NO)の製造において不可避的に混入する有害元素Tiの悪影響を除く方法を提供する。【構成】 NOの高級品は合金鉄より不可避的にTiが混入する。TiはTiC,TiN等を形成し、最終焼鈍時の粒成長を著しく阻害する。このTiC,TiNの微細析出は、熱延時のスラブ再加熱温度が低い場合発生するのでスキッド部に対応する部分の磁性がスキッド間より劣る。スラブ再加熱温度上昇すると、このTiによる弊害は、除かれるが、他方、AlN,MnNの弊害が発生する。このため、高純度鋼(極低N,S等)を溶製することにより、合金鉄より混入するTiの影響を抑えるための高温スラブ再加熱が可能となった。本発明により極低鉄損NOの製造が可能になった。熱延後の工程は、従来の工程でよい。
請求項(抜粋):
重量%として、 Si:1.0〜4.0%、 Al:0.001〜2.0%、 N :≦0.0020%、 S :≦0.0020%、 C :≦0.0030% Mn:0.1〜2.0%、 Ti:0.003〜0.010%、 Zr:≦0.0050%、 Nb:≦0.0050%、 V:≦0.0050%、 P :≦0.2%、残部Feおよび不可避的不純物からなるスラブを、表面温度で1125〜1300°Cの温度域に加熱し、熱間圧延して熱延鋼帯とし、これを酸洗し、次いで、1回或は中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延によって最終板厚とした後、仕上焼鈍することを特徴とする磁気特性が優れた無方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/12 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/14 ,  H01F 1/16
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭59-074257
  • 特開平1-212721

前のページに戻る