特許
J-GLOBAL ID:200903096972655646

超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-116453
公開番号(公開出願番号):特開平5-311237
出願日: 1992年05月08日
公開日(公表日): 1993年11月22日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、従来にない板厚の薄い材料(0.15mm厚)において、低コストで二次再結晶による結晶方位制御と鋼板表面の平滑化を達成することにより、超低鉄損の一方向性電磁鋼板を製造する方法を提供するものである。【構成】 仕上焼鈍前に一次再結晶板を積層する際に、焼鈍分離のスペーサーを水分を持ち込まない形態で導入し、かつ仕上焼鈍時の後段でH2 を50%以上含む雰囲気ガスで焼鈍することにより、鋼板表面の平滑化を達成する。この場合、二次再結晶が不安定になる欠点を鋼中元素としてSnもしくはSbを0.03〜0.15%添加することにより解消して、超低鉄損材を安定的に製造する。
請求項(抜粋):
重量で、Si:0.8〜4.8%、酸可溶性Al:0.012〜0.050%、N≦0.01%、残部Feおよび不可避的不純物からなる珪素鋼帯を必要に応じて焼鈍した後、一回もしくは中間焼鈍をはさむ二回以上の冷間圧延により所定の板厚とし、一次再結晶焼鈍・仕上焼鈍を行う一方向性珪素鋼板の製造方法において、鋼中元素としてSnまたはSbを重量で0.03〜0.15%添加し、一次再結晶板を積層する際に焼鈍分離のスペーサーを水和水分を持ち込まない形態で導入することによって、仕上焼鈍時に、二次再結晶による結晶方位の制御と鋼板表面の鏡面化を共に達成することを特徴とする超低鉄損一方向性珪素鋼板の製造方法。
IPC (6件):
C21D 8/12 ,  C21D 1/70 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/60 ,  H01F 1/16

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