特許
J-GLOBAL ID:200903096983650182

アミノエタンスルホン酸アルカリ金属塩、または、アルキルN-置換アミノエタンスルホン酸アルカリ金属塩の精製方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-029372
公開番号(公開出願番号):特開平7-238065
出願日: 1994年02月28日
公開日(公表日): 1995年09月12日
要約:
【要約】【構成】未精製のCES-Mにアミン類とアルカリ金属水酸化物を加え、蒸留によりアンモニア、または、N-置換アミンを留去し、炭素数≧12の長鎖アルキルアミン塩酸塩を加え、温められた水溶液を常温以下の温度に冷却し、固-液分離し、減圧下に水を蒸発して濃縮することを特徴とするタウリンアルカリ金属塩の精製方法。【効果】本発明によれば、高価なアルコール類を使用しなくて済み、副生EDS-Mの除去に用いられる長鎖アルキルアミンは回収して、循環使用するこtgあでき、副生EDS-Mは回収して有効に利用され、排出物は、無害な無機塩だけとすることができる。
請求項(抜粋):
未精製β-クロロエタンスルホン酸アルカリ金属塩水溶液を原料として、これをアンモニア、または、メチルアミン等N-置換アミンと反応させて得られたるアミノエタンスルホン酸アンモニウム塩、または、N-置換アミノエタンスルホン酸N-置換アミン塩から、副生アルカリ金属塩化物、未反応アルカリ金属亜硫酸塩あるいは、これが酸化されたアルカリ金属硫酸塩、副生1,2エタンジスルホン酸アルカリ金属塩等の不純物を以下の工程から成る方法で除去することを特徴とするアミノエタンスルホン酸アルカリ金属塩、または、アルキルN-置換アミノエタンスルホン酸アルカリ金属塩の精製方法。(1)前記アミノエタンスルホン酸アンモニウム塩、または、N-置換アミノエタンスルホン酸N-置換アミン塩合成液にアルカリ金属水酸化物を加え、蒸留によりアンモニア、または、N-置換アミンを留去して得られた、アミノエタンスルホン酸アルカリ金属塩、または、アルキルN-置換アミノエタンスルホン酸アルカリ金属塩水溶液を得て、炭素数≧12の長鎖アルキルアミン塩酸塩を加え、35°C以上に加温して完全溶解後、この温められた水溶液を常温以下の温度に冷却し、不純物のうち、1,2エタンジスルホン酸を炭素数≧12の長鎖アルキルアミンとの塩として晶析し、これをろ過等の固-液分離法により1,2エタンジスルホン酸を除去するか、又は、(1 ́)アミノエタンスルホンアンモニウム塩、または、N-置換アミノエタンスルホン酸N-置換アミン塩の合成液にアルカリ金属水酸化物を加えるに際し、その一部を炭素数≧12の長鎖アルキルアミンに置き換えて加え、蒸留により、アンモニア、または、N-置換アミンを留去後、その残留水溶液を常温以下の温度に冷却し、不純物のうち、1,2エタンジスルホン酸を炭素数≧12の長鎖アルキルアミンとの塩として晶析し、これをろ過等の固-液分離法により1,2エタンジスルホン酸を除去する。(2)1,2エタンジスルホン酸の除かれた分離液をその沸点が60〜100°Cとなるよう、減圧下に水を蒸発して濃縮し、液温の上昇によるアミノエタンスルホン酸アルカリ金属塩、または、アルキルN-置換アミノエタンスルホン酸アルカリ金属塩の熱劣化を防ぎ、前記不純物の内、アルカリ金属塩化物、アルカリ金属亜硫酸塩、あるいは、これが酸化されて生じた、アルカリ金属硫酸塩等無機塩を晶析し、晶出無機塩類の分離に際し、液温を60〜110°Cに温めることにより、液の粘度低下を防ぎ、濾過等の固-液分離法によりアルカリ金属塩化物、アルカリ金属亜硫酸塩、あるいは、このアルカリ金属亜硫酸塩が酸化されて生じたアルカリ金属硫酸塩を除去する。
IPC (2件):
C07C309/14 ,  C07C303/44

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