特許
J-GLOBAL ID:200903096993692266

無線伝送によるパケット中継方式

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-210919
公開番号(公開出願番号):特開平9-036916
出願日: 1995年07月18日
公開日(公表日): 1997年02月07日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 分散設置された多数の地点と情報収集するセンター間の距離が無線信号の伝播距離の限界を超えて遠い場合に適用する無線信号の中継方式に関して、中継途中の装置の障害に対してもシステムとしての信頼性が確保でき、しかも無線信号を運ぶキャリアの使用は1つで済ませる方式を提供する。【解決手段】 センターに設置された親機11へセンサー情報や監視制御情報をパケット化して送信する複数の子機12を直線状の伝送路で結び、各子機には半二重方式の無線通信機能とパケット化したデータの蓄積・中継機能を持たせ、隣接子機の設置間隔を無線信号の到達距離の2分の1以下に設定して無線信号がオーバリーチするようにし、各子機には設置位置に関連付けたタイムスロット位相を割り当ててこの時間幅だけ無線送信できるようにし、このパケットを子機間で時分割的にバケットリレーの如く中継させ、隣接子機の障害時にはこれを飛び越して中継する。
請求項(抜粋):
半二重の無線伝送機能を持つ複数の無線機群が地理的に直線状に配置されかつ、1度の送信ではすべての無線機には信号が減衰して到達しない程の直線距離総長がある場合であって、各無線機が備える入出力機能により取り込んだ情報を、この複数の無線機の中から特に指定された1つの無線機(以下、この指定された無線機を親機と呼ぶ)にパケット通信方式により周期的に収集する無線パケット通信システムにおいて、【図1】に例示するように、親機の位置する方向を上流方向、親機から遠ざかる方向を下流方向とする配置関係において、下記の機能条件を備えていることを特徴とする無線伝送によるパケット中継方式であって、各無線機の設置間隔を、無線信号が正常に到達する距離Lの1/2以下とすることによって隣接以外の無線機にもオーバリーチするように配置し、上記すべての無線機には、設置位置に関連付けられた一連の固有の識別子(以下、これをIDと略記する)が付与されており、上記各無線機は、その直線的に分散設置された位置に関連付けられたタイミングの順番で、ある固定長にパケット化されたデータ(これを以下、タイムスロットと称する)を適切な変調を施した後に無線信号として送信する機能を持ち、一方他のすべての無線機は、この送信された無線パケットを常時傍受して正常な(エラーの無い)パケットの場合には一時蓄積する機能を持っており、上記直線状に設置された最上流端又は最下流端に位置する無線機の何れか一方は、ある一定周期で上記固定長のパケットデータを繰り返し送出し、そのパケットには、そのパケットが上流方向に中継されるべきか又は下流方向に中継されるべきかの表示及び、そのパケットは「空きであるか否か」を表示するヘッダが付加されており、各無線機は、自分の無線機に予め割り当てられたタイミングになった時、既に受信し一時蓄積していた最新のパケットのヘッダに表示された「空き・塞がり」表示を調べて、その表示が「空き」であれば自分の保有する情報をパケット化し、また上記表示が「塞がり」であったら前記受信して一時蓄積していたパケットをそのまま前記タイムスロットの中で再送出することにより、あたかもバケツリレーのように順送りの中継を繰り返して、1回の無線信号の送信では届かないような遠端の親無線機まで情報を送達することを特徴とする無線パケット中継方式であって、上記のバケツリレー中継動作において、隣接以遠の無線機から受信した無線パケットも一時蓄積しており、隣接無線機から正常なパケットが受信できない時には隣接無線機を飛び越えて2つ以上離れた無線機からのパケットを中継することによって、隣接無線機を飛び越しても中継機能が維持・継続されることを特徴とする無線伝送によるパケット中継方式。
IPC (5件):
H04L 12/56 ,  H04B 7/15 ,  H04B 7/24 ,  H04L 5/16 ,  H04L 12/40
FI (5件):
H04L 11/20 102 A ,  H04B 7/24 B ,  H04L 5/16 ,  H04B 7/15 Z ,  H04L 11/00 321

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