特許
J-GLOBAL ID:200903096998160653

ジオキサジン化合物を基礎とする新規の顔料調製物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-063948
公開番号(公開出願番号):特開平5-098178
出願日: 1992年03月19日
公開日(公表日): 1993年04月20日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 式(I)のジオキサジン化合物を基礎とする新規の顔料調製物。基本顔料の表面をスルホ基含有ジオキサジン誘導体で被覆することによって変性する。これは多くの場合、相応する金属塩、それの特殊の塩様誘導体または環状アンモニア化合物に添加される。基本顔料のこの変性は、顔料の合成の段階で、粗大結晶質粗顔料を粉砕する工程の間に特殊の分散剤の添加によって、後続の溶剤仕上げ処理の過程で既に微細粉砕された粗顔料に添加することによってまたは顔料と分散剤との二成分を機械的に混合することによって行う。【効果】 この新規の顔料調製物は特にアクリル系塗料において、流動性、色彩性、光沢およびジオキサジン顔料の凝集安定性が改善されている。
請求項(抜粋):
【請求項 1】 a)基本顔料としての式I【化1】で表されるジオキサジン化合物および顔料分散剤としてのb)式 IIQ-〔-SO3 - X+ n (II)〔式中、Qは式Iの基本構造のn価の残基;X+ は水素イオンH+ またはm価の金属カチオンの1当量Mm+/m(但し、この場合、mは1、2または3の数の一つと同一である)であるかまたは構造式N+ R1 R2 R3 R4 で表されるアンモニウム-イオンであり、但し第四窒素原子の上の置換基R1 、R2 、R3 およびR4 は互い無関係にそれぞれ水素原子または、水酸基、ジ-(C1 -C4 -アルキル)アミノ、カルボキシルまたはカルボキシアミドで置換されていてもよい炭素原子数1〜30のアルキル、炭素原子数2〜30のアルケニルまたは炭素原子数5〜30のシクロアルキル、または更にはフェニル、炭素原子数1〜18のアルキルで置換されたフェニルまたは(ポリ)アルキレンオキシ基の-(CHR5 -CH2 -O-)k -H (式中、R5 は水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基でありそしてkは1〜30の数である)であるか;または置換基R1 およびR2 は隣接窒素原子と一緒に成って、場合によっては更に別のヘテロ原子を含有していてもよい脂肪族の五〜七員ヘテロ環系を形成してもよく;または置換基R1 およびR2 は隣接窒素原子と一緒に成って、場合によっては別のヘテロ原子を含有していてもよくそして場合によっては追加的なベンゾ環が融合している芳香族の五〜七員ヘテロ環系を形成してもよく、一方、上記の二つの形の環状アンモニウム-イオンに無関係のRのそれぞれは水素原子であり;nは1〜4の数値である。〕で表されるジオキサジン化合物および/またはc)式 IIIQ-〔-SO3 - Zr+pY- n (III)〔式中、Qは式Iの基本構造のn価の残基;Zr+はr価の金属カチオンの1当量Mr+/r(但し、この場合、rは2または3の数と同一である)であり;Y- はアニオン残基R6 -SO3 - またはR7 -COO- の一つであり、但し置換基R6 およびR7 は互い無関係にそれぞれ炭素原子数1〜30のアルキル基または炭素原子数2〜30のアルケニル基の一つであり、これらの基は-O-、-NH-、-NR8 -、-S-、フェニレン、-CO-、SO2 -、-CHR9 -または-CR9 R10-より成る群の内の一つのブリッジ形成基によってまたは異なる種類のかゝるブリッジ形成基の、場合によっては繰り返されている組合せによって中断されていてもよく、但しR8 、R9 およびR10は互いに同じか異なり、炭素原子数1〜4のアルキル基、または更にフェニル基、炭素原子数1〜30のアルキル-および/またはC1 〜C4 アルコキシ置換されたフェニル基または(ポリ)アルキレンオキシ基-(CHR11-CH2 -O-)k -H (式中、R11は水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基でありそしてkは1〜30の数である)であり;nは1〜4の数値でありそしてpは(r-1)の差から算出できる数値である。〕で表されるジオキサジン化合物より成る顔料調製物、但し成分X、YおよびZが式IIおよび/またはIII の化合物中に一度より多く存在している場合(n>1)には、これらの記号の意味は同じであるべきでない。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-102273
  • 特開昭56-167761
  • 特開昭56-081371
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