特許
J-GLOBAL ID:200903097002643200

車両用ブレーキ液圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-092596
公開番号(公開出願番号):特開2003-285731
出願日: 2002年03月28日
公開日(公表日): 2003年10月07日
要約:
【要約】【課題】液圧供給源からの液圧を調圧して得た倍力液圧でマスタシリンダを作動せしめる車両用ブレーキ液圧制御装置において、コンパクト化を可能としつつ、液圧供給源失陥時の無効ストロークおよび反力の増加を防止する。【解決手段】マスタピストン9に当接し得る調圧バルブシリンダ31に摺動部材32が嵌合され、閉塞端を摺動部材32の後端に一体また別体にして同軸に連接せしめた有底円筒状のストロークシリンダ58が、摺動部材32をその前進位置からさらに前進させる際には調圧バルブシリンダ31に前進方向の力を付与し得るようにして調圧バルブシリンダ31の後方に配置され、ストロークシリンダ58と、該ストロークシリンダ58に相対摺動可能に嵌合される入力ピストン59との間のストローク液室60が、ストロークシリンダ58および調圧バルブシリンダ31間の距離が縮まるのに応じて閉弁する開閉弁62を介してリザーバRに接続される。
請求項(抜粋):
車輪ブレーキ(14B)に接続される出力液圧室(7)に前面を臨ませるとともに後退方向にばね付勢されるマスタピストン(9)が後退限を規制されて第1シリンダ体(5)に摺動可能に嵌合されて成るマスタシリンダ(M)と、第1シリンダ体(5)に一体または別体にして同軸に連設される第2シリンダ体(30)と、前記マスタピストン(9)の背面との間に倍力液圧室(28)を形成しつつ後退限を規制されて第2シリンダ体(30)に摺動可能に嵌合されるとともに前記倍力液圧室(28)に通じる出力ポート(52)、液圧供給源(2)に通じる入力ポート(51)、ならびにリザーバ(R)に通じる解放ポート(53)が設けられる調圧バルブシリンダ(31)と、前記出力ポート(52)および前記解放ポート(53)を連通させる後退位置ならびに前記出力ポート(52)および前記入力ポート(51)を連通させる前進位置間での摺動を可能とするとともに前記倍力液圧室(28)の液圧に基づく反力が後退位置側に向けて作用するようにして前記調圧バルブシリンダ(31)に嵌合される摺動部材(32)と、ブレーキ操作部材(1)からのブレーキ操作力を前進位置側に向けて前記摺動部材(32)に伝達するシミュレータばね(4)とを備える車両用ブレーキ液圧制御装置において、前記マスタピストン(9)に後方から当接することを可能として第2シリンダ体(30)に摺動可能に嵌合される前記調圧バルブシリンダ(31)には、前記摺動部材(32)が前記前進位置からさらに前進することを可能として嵌合され、有底円筒状に形成されるとともに閉塞端を前記摺動部材(32)の後端に一体または別体にして同軸に連接せしめたストロークシリンダ(58)が、前記摺動部材(32)をその前進位置からさらに前進させるように前進する際には前記調圧バルブシリンダ(31)に前進方向の力を付与し得るようにして該調圧バルブシリンダ(31)の後方に配置され、前記ブレーキ操作部材(1)に連なる入力ピストン(59)が、前記閉塞端との間にストローク液室(60)を形成して前記ストロークシリンダ(58)に相対摺動可能に嵌合され、前記ストローク液室(60)が、前記摺動部材(32)をその前進位置からさらに前進させるようにして前記調圧バルブシリンダ(31)に前記ストロークシリンダ(58)が近接するのに応じて閉弁する開閉弁(62)を介して、前記リザーバ(R)に接続されることを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
IPC (2件):
B60T 13/12 ,  B60T 13/14
FI (2件):
B60T 13/12 B ,  B60T 13/14
Fターム (9件):
3D048BB03 ,  3D048BB27 ,  3D048BB59 ,  3D048CC10 ,  3D048GG13 ,  3D048GG16 ,  3D048GG22 ,  3D048GG36 ,  3D048HH53

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