特許
J-GLOBAL ID:200903097090300961

変速機用同期装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-112956
公開番号(公開出願番号):特開2007-285400
出願日: 2006年04月17日
公開日(公表日): 2007年11月01日
要約:
【課題】自己サーボ作用による同期性能を向上させた変速機用同期装置において、シフト操作感を向上する。【解決手段】ハブ18の切り欠き18fの軸方向端部四隅に回転方向の力を軸方向の力に転換可能な斜面18h、18i、18j、18kを形成し、この切り欠き18fとスリーブ24の内側に挿入され、四隅に斜面28d、28eを形成したスラストピース28を設け、同期リング16からトルクを受けたスラストピース28が、ハブ18とスラストピース28の斜面間でトルクを軸方向のスラストに変換して同期リング16を押圧するとともに、スラストピース28の中央部に設けた孔28hにボール30を挿入し、スリーブ24の内側に形成した溝24gに係合するよう、スプリング32の張力でボール30を押圧するようにした。【選択図】図1
請求項(抜粋):
動力を伝える軸と、 該軸に固定したボス部から径方向外側に延ばしたフランジ部の外周に複数の切り欠きとスプラインとを形成するとともに、前記切り欠きの軸方向端部四隅に回転方向の力を軸方向の力に転換可能な斜面をそれぞれ形成したハブと、 内周にスプラインと該スプラインの内側に斜面を有する溝部とをそれぞれ形成し、前記ハブの前記スプラインに軸方向摺動可能に支持したスリーブと、 該スリーブが嵌合可能なスプラインおよび摩擦面を前記ハブ側に一体的に設け、前記ハブの軸方向両側にそれぞれ配置した変速ギヤと、 該変速ギヤの前記摩擦面に圧接可能な摩擦面を形成するとともに、外周にチャンファを有するスプラインと突起とを形成し、前記各変速ギヤにそれぞれ対応して前記ハブの軸方向両側で該ハブと前記各変速ギヤとの間に配置した同期リングと、 前記スリーブの前記スプライン内側に接して、前記ハブの切り欠き内で前記両側の同期リングの間を軸方向移動可能であるとともに、径方向外側から見て四隅に突起部を形成し、該突起部に前記ハブの斜面に対応させた斜面を形成したスラストピースと、 を備え、 該スラストピースの中央部に形成した径方向へ貫通する孔に挿入したボールが前記スリーブの前記溝部に係合するように、前記ボールを付勢するスプリングを前記ハブと前記ボールとの間に設けて、前記スリーブが軸方向に移動する場合に、前記ボールと前記スラストピースとを一緒に軸方向に移動させて前記同期リングを押圧するように構成したことを特徴とする変速機用同期装置。
IPC (1件):
F16D 23/06
FI (1件):
F16D23/06 C
Fターム (11件):
3J056AA14 ,  3J056AA63 ,  3J056BA04 ,  3J056BB12 ,  3J056BB37 ,  3J056BE17 ,  3J056CC03 ,  3J056CC32 ,  3J056CC39 ,  3J056GA05 ,  3J056GA12
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 米国特許 第2,410,511号
  • EP 第0 743 466 A1号

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