特許
J-GLOBAL ID:200903097132901332

位相曖昧度除去器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 洋介 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-096220
公開番号(公開出願番号):特開平7-303125
出願日: 1994年05月10日
公開日(公表日): 1995年11月14日
要約:
【要約】【目的】 2情報ビットの一方を,符号化率1/2拘束長7でたたみこみ符号化し,残りの非符号化ビットと合わせて3ビットとなった符号化ビットを8PSK符号化変調方式で送信する場合,受信側において,送信側との位相基準の相違により生じる位相不確定性を取り除き,正しいデータ伝送を行なう。【構成】 送信側で,直並列変換器12により得られた2ビットを決まった法則で差動変換する差動符号器13を設ける。受信側で,たたみこみ符号化されたビットはビタビ復号器41で復号し,他の非符号化ビットは,あらかじめ候補となるものを4つ選び,ビタビ復号されたビットを再符号化して得られたものから1つを決める。この推定された2ビットを決まった法則で差動変換する差動復号器42により位相不確定性を取り除き正しいデータを得る。
請求項(抜粋):
送信側では,入力された第1のビット系列を第2及び第3のビット系列に分離し,前記第3のビット系列をたたみこみ符号化し,第4及び第5のビット系列を生成し,前記第2,第4,及び第5のビット系列の各時刻毎に束ねられた3ビットの組に対応して決められた位相に変調した変調信号を出力し,受信側では,入力された変調波を同期検波により復調し,各時刻毎に,2相のlビットの復調信号P,Qを,制御信号に基づいて位相変換してなる信号(P,Q)及び(Q,P)のうちの一方を位相変換信号として得,この位相変換信号から前記第4及び第5のビット系列を推定した第1推定信号を生成し,前記第1の推定信号を遅延させて第1遅延信号を生成するとともに,前記位相変換信号を基にブランチメトリックを生成し,ビタビアルゴリズムを実行してビタビ復号信号を生成するとともに,前記ビタビ復号信号を再符号化した推定信号を生成し,この推定信号と,前記第1遅延信号とを一定区間つき合わせ,両者の一致度と予め定められた閾値との関係で,両者の同期及び非同期を判定して前記制御信号を生成するとともに,前記制御信号を基に前記第3のビット系列の4つの候補ビットを推定し第2推定信号を生成し,前記第2の推定信号を遅延させて第2遅延信号を生成し,前記推定信号を基に,前記第2遅延信号の内から1ビットを選択した選択信号を生成し,前記選択信号と前記ビタビ復号信号と予め定められた演算に基づいて演算して並直列変換する通信方法において,前記送信側で,前記変調信号のn時刻の値をIn,2 ,In,1 とし,演算後の出力をI′n,2 ,In,1 とした時に下記数1式で示される演算を施こすとともに,前記受信側で,前記選択信号のn時刻の値をJn,2 ,前記ビタビ復号信号をJn,1 とし,演算後の出力をJ′n,2 ,J′n,1 とした時に,下記数2式で示される演算を施こすことを特徴とする通信システムの位相曖昧度除去方法。【数1】【数2】
IPC (3件):
H04L 27/22 ,  H04L 1/00 ,  H04L 7/00
FI (2件):
H04L 27/22 Z ,  H04L 27/22 A

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