特許
J-GLOBAL ID:200903097146733335

環状オレフィン系開環メタセシス重合体水素添加物の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-216546
公開番号(公開出願番号):特開平10-176037
出願日: 1997年08月11日
公開日(公表日): 1998年06月30日
要約:
【要約】【課題】 開環重合体を、特にそれが極性置換基を有していても、穏和な条件下で効率的に水素添加する方法を提供する。【解決手段】 特定の環状オレフィンを開環メタセシス触媒により開環重合して得られた開環重合体を、式〔1〕【化1】〔1〕(式中、Mは希土類金属元素を示し、L1 およびL2 はシクロペンタジエニル基、アルキル基もしくはケイ素含有アルキル基で置換されたシクロペンタジエニル基であり、これらの置換基はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、また互いに直接結合して同一の環状炭化水素置換基を形成してもよく、またはL1 およびL2 はインデニル基、またはフルオレニル基であり、Qは水素原子、炭素数1〜20の直鎖または分岐鎖アルキル基、ハロゲン原子またはケイ素含有アルキル基であり、L1 およびL2 はそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。)で表される希土類金属錯体の存在下に水素と接触させて該開環メタセシス重合体の主鎖の炭素-炭素二重結合を水素添加する。
請求項(抜粋):
モノ環状オレフィンまたは一般式〔1〕【化1】〔1〕(式中、R1 〜R4 はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、水素、炭素数1〜12のアルキル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、ハロゲン、炭素数1〜12のハロゲン化アルキル基、ニトリル基、カルボキシル基またはアルコキシカルボニル基から選ばれ、xは0〜3の整数を表わす。)で表される環状オレフィン系単量体を開環メタセシス触媒により開環重合して得られた開環メタセシス重合体を、一般式〔2〕【化2】〔2〕(式中、Mは希土類金属元素を示し、L1 およびL2 はシクロペンタジエニル基、またはアルキル基もしくはケイ素含有アルキル基で置換されたシクロペンタジエニル基であり、これらの置換基はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、また互いに直接結合して同一の環状炭化水素置換基を形成してもよく、またはL1 およびL2 はインデニル基、またはフルオレニル基であり、Qは水素原子、炭素数1〜20の直鎖または分岐鎖アルキル基、ハロゲン原子またはケイ素含有アルキル基であり、L1 およびL2 はそれぞれ同一であっても異なっていてもよい。)で表される希土類金属錯体の存在下に水素と接触させて該開環メタセシス重合体の主鎖の炭素-炭素二重結合を水素添加することを特徴とする環状オレフィン系開環メタセシス重合体水素添加物の製造方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-311504

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