特許
J-GLOBAL ID:200903097203517938

X線画像の形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-230798
公開番号(公開出願番号):特開平5-045807
出願日: 1991年08月19日
公開日(公表日): 1993年02月26日
要約:
【要約】【目的】軟部組織を撮影する、X線画像形成方法において、解像度が向上したX線画像形成方法を提供する。【構成】特性曲線が、最低濃度(以下Dmin と示す)に0.25を加えた点とDmin に2.0を加えた点を結ぶ平均階調が2.8〜3.6で、かつDmin に0.25を加えた点とDmin に0.5を加えた点を結ぶ平均階調が1.9以上で、かつ最高濃度が2.8〜3.3となるようにする、管電圧が25kv〜40kvの軟X線で緑色発光蛍光体を介し、感光材料を露光し、現像することによって得られる、画像形成方法。
請求項(抜粋):
X線発生装置の管電圧が25kv以上40kv以下である軟X線で、支持体の片側のみに下記一般式(I)で示された増感色素で増感された感光性ハロゲン化銀乳剤が存在する感光材料を、緑色発光蛍光スクリーンを介して撮影する画像形成方法において、光学濃度と対数露光量の直交座標で表される特性曲線が、最低濃度(以下Dmin と示す。)に0.25を加えた点とDmin に2.0を加えた点を結ぶ平均階調が2.8〜3.6で、かつDmin に0.25を加えた点とDmin に0.5を加えた点を結ぶ平均階調が1.9以上で、且つ最高濃度が2.8〜3.3となるようにする、X線画像を形成する方法。一般式(I)【化1】一般式(I)において、A1 、A2 、A3 およびA4 はおのおの水素原子、低級アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アリール基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル、シアノ基、トリフロロメチル基、アミノ基、アシルアミド基、アシル基、アシロキシル基、アルコキシカルボニルアミノ基、カルボアルコキシ基を表わす。A1 とA2 、A3 とA4 は互いに連結してナフトオキサゾール核を形成してもよい。R0 は水素前原子、低級アルキル基、アリール基を表わす。D1 、D2 はおのおの、酸素原子、硫黄原子を表わす。R1 およびR2 はおのおのアルキル基を表わす。ただし、R1 とR2 のうち少なくとも1つはスルホラジカルをもつアルキル基であるものとする。X1 はアニオンを表わす。n は1 または2 を表わし、1 は色素が分子内塩を形成するときである。【請求項2 】 感光性ハロゲン化銀乳剤層の、ハロゲン化銀粒子の変動係数(粒子直径の標準偏差/平均粒子直径)が20%以下の投影面積円相当直径分布をもつ、単分散ハロゲン化銀乳剤であることを特徴とする請求項(1) で記載の画像形成方法。【請求項3】 感光性ハロゲン化銀乳剤のハロゲン化銀粒子が、平均アスペクト比(平均投影面積円相当直径/平均粒子厚み)が3以上の平板状粒子であり、かつ粒子厚みが0.2μm以上0.3μm以下で、かつ、その投影面積円相当直径の変動係数が20%以下の単分散平板状粒子であることを特徴とする、請求項(1) で記載の画像形成方法。【請求項4】 感光性ハロゲン化銀乳剤層が、2層以上の多層感光層を有する感光材料であって、下層乳剤の感度が、その乳剤層に近接する上層乳剤の感度に対して相対対数感度で0.1〜0.4高感度であることを特徴とする、請求項(1) で記載の画像形成方法。【請求項5】 感光性ハロゲン化銀乳剤からなる感光材料において、支持体に最も近い感光層のハロゲン化銀乳剤が単分散ハロゲン化銀乳剤から成り、最上層の感光層が、アスペクト比3以下の非平板状の単分散ハロゲン化銀乳剤から成る2層以上の多層感光層を有することを特徴とする、請求項(3) 又は(4) で記載の画像形成方法。【請求項6】 感光性ハロゲン化銀乳剤が、下記一般式(II)で示される化合物の少くとも一種類と、及び又は下記一般式(III)で示される化合物の少くとも一種類を、実質的に含有することを特徴とする、請求項(1) で記載の画像形成方法。一般式(II)【化2】(式中、Zは5ないし6員環を形成するのに必要な原子群を表し、Mは水素原子、アルカリ金属原子またはアンモニウム基を表す。)一般式(III)【化3】一般式(II)において、Z1 およびZ2 はおのおの、チアゾール核、チアゾリン核、オキサゾール核、セレナゾール核、3,3-ジアルキルインドレニン核、イミダゾール核、ピリジン核を完成するのに必要な非金属原子群を表わす。R3 およびR4 はおのおのアルキル基を表わす。X2 はアニオンを表わす。mは1または2を表わし、1は色素が分子内塩を形成するときである。【請求項7】 感光性ハロゲン化銀乳剤から成る感光材料において、下層の乳剤が単分散平板状ハロゲン化銀乳剤から成り、かつ平板状ハロゲン化銀粒子の平均ヨード含量が0.5モル%以下の沃臭化銀粒子であり、かつ一般式(I)で示される増感色素の少くとも一種を銀1モル当り、総和で300mg〜600mg含むことを特徴とする、請求項(4) で記載の画像形成方法。【請求項8】 自動現像機で、総処理時間(Dry to Dry) が90秒以下で現像処理することを特徴とする、請求項(7) で記載の画像形成方法。
IPC (13件):
G03C 5/16 ,  C07D249/12 ,  C07D257/04 ,  C07D263/58 ,  C07D271/10 ,  C07D277/64 ,  C07D413/06 ,  C07D417/06 ,  C07D421/06 ,  G03B 42/02 ,  A61K 49/04 ,  C07D235/28 ,  C07D263/62

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