特許
J-GLOBAL ID:200903097209560452

車両用空調装置の送風ユニット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-172532
公開番号(公開出願番号):特開平11-020451
出願日: 1997年06月27日
公開日(公表日): 1999年01月26日
要約:
【要約】【課題】 内気と外気との混合を低減できる車両用空調装置の送風ユニットを提供する。【解決手段】仕切り部36は、第1のファン22aと第2のファン22bとが回転軸心方向に空間35を隔てて配置されるように互いに対向した2つの仕切壁部36a、36bを有する。送風機19が、ファンケーシング22a、22b内に取り付けられると、仕切壁29a、29bは、2つの仕切壁部36a、36bの間で、空間35内に差し込まれるように設けられる。このようにすることで、例えば空間35を通じて第1の通路30aを流れる外気が第2の通路30bに漏れだす場合、例えば図3中矢印Xで示すように仕切壁部36aと仕切壁29aとが重なっている部分の隙間を通ったのちに上記空間35を通り、その後、矢印Yで示すように仕切壁29aと仕切壁部36bとの隙間を通らなければならない。この結果、内気と外気との混合を低減できる。
請求項(抜粋):
スクロール状の空気通路を構成するファンケーシング(20a、20b)と、前記ファンケーシング(20a、20b)内に収納され、回転軸心方向の両側から空気を吸い込む遠心式ファン(22)と、前記ファンケーシング(20a、20b)内を、前記遠心式ファン(22)の回転軸心方向において、車室外空気が流れる第1の通路(30a)と車室内空気が流れる第2の通路(30b)との2つの通路に仕切る仕切壁(29a、29b)とを有し、前記遠心式ファン(22)は、前記第1の通路(30a)に配置された第1のファン(22a)と、前記第2の通路(30b)に配置された第2のファン(22b)とを有し、これら第1のファン(22a)および第2のファン(22b)は、前記回転軸心方向の一方に配置された1つのモータ(23)によって一体的に駆動するようになっており、前記第1のファン(22a)と第2のファン(22b)とは、前記回転軸心方向に所定の空間(35)を隔てて配置されるようになっており、前記仕切壁(29a、29b)は、前記所定の空間(35)内に差し込まれるように設けられていることを特徴とする車両用空調装置の送風ユニット。

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