特許
J-GLOBAL ID:200903097216518402

油膜検知装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 篠部 正治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-128468
公開番号(公開出願番号):特開平11-326188
出願日: 1998年05月12日
公開日(公表日): 1999年11月26日
要約:
【要約】【課題】浄水場、養殖場に流入する微量の油分や、工場排水施設から流出する微量の油分を自動的に検知する偏光解析法を利用した従来の油膜検知装置は、水面上の1点を計測しており、計測領域が狭い。本発明は、広い計測領域で高感度に正確に連続自動監視できる油膜検知装置を提供することにある。【解決手段】計測する水面の投光手段として、レーザ光源からの光ビームを直線走査や2次元走査、直線形状や面形状に変形した光ビームを用い、一方受光手段として、光ガイド付き光検出器、アレイ状の光検出器、CCD素子を用い、これらの投光・受光手段を組み合わせることによって、感度と安定度を落とすことなく計測領域を拡大することができた。
請求項(抜粋):
油膜の浮遊する水面に、入射光軸が水面と交わる点に立てた水面の法線および入射光軸を含む平面に平行な偏光成分(以下、P偏光成分と記す)と前記平面に垂直な偏光成分(以下、S偏光成分と記す)の両方の成分を含む光ビームを照射する投光手段と、前記水面からの反射光を受光してそのP偏光成分の光量とS偏光成分の光量を測定する受光手段と、これらP偏光成分とS偏光成分の光量比に基づき水面上の油膜を検知する信号処理手段とを備える油膜検知装置であって、前記投光手段が、光ビームを直線的に走査して水面上に照射する光ビーム走査手段を備え、前記受光手段が、走査光ビームの入射光軸に対して規定した角度で反射した反射光のみを透過しそれ以外の角度で反射した反射光を遮光するアレイ状の光ガイドを備えることを特徴とする油膜検知装置。

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