特許
J-GLOBAL ID:200903097242334344

グラフト共重合体の製造方法およびそれを用いたABS系樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-100458
公開番号(公開出願番号):特開平9-286833
出願日: 1996年04月22日
公開日(公表日): 1997年11月04日
要約:
【要約】【課題】 耐衝撃性および流動性、成形外観が良好であり、特にフィッシュアイの向上が著しいABS系樹脂組成物を得ること。【解決手段】 ゴム状重合体(A)ラテックスに対し、特定の酸基含有共重合体(B)ラテックスを添加することにより得られる特定粒径分布を有する肥大化ゴムラテックス(C)の存在下に、シアン化ビニル系単量体、芳香族ビニル系単量体およびこれらと共重合可能な他のビニル系単量体からなる単量体混合物を重合し、グラフト率20〜100重量%のグラフト共重合体(B)を得ることを特徴とするグラフト共重合体(D)の製造方法およびそのグラフト共重合体(D)を用いたABS系樹脂組成物。
請求項(抜粋):
重量平均粒子径が30〜150nm、ゲル含有率が60〜95重量%であるゴム状重合体(A)ラテックス100重量部(固形分)に対し、(1)酸基含有単量体3〜40重量%、アルキル基の炭素数が1〜12のアクリル酸アルキルエステル35〜97重量%およびこれらと共重合可能な他のビニル系単量体0〜48重量%(合計100重量%)を重合させることにより得られ、なおかつ下式(1)を満足してなる酸基含有共重合体(B)ラテックス0.1〜10重量部(固形分)r≦8x+10 -------(1)(r;酸基含有共重合体(B)の重量平均粒子径(nm)、x;(B)中の酸基を含有する単量体の割合(重量%))を添加することにより得られ、なおかつ下式(2)を満足してなる重量平均粒子径が150〜400nmの肥大化ゴムラテックス(C)R<(y-100)・0.14 -------(2)(R=[(100nm未満のゴム状重合体の重量)/(全ゴム状重合体の重量)]×100(重量%)、y;肥大化ゴムラテックスの重量平均粒子径(nm)(但し、有効な粒子径は150〜400nm))5〜80重量部(固形分として)の存在下に、シアン化ビニル系単量体10〜40重量%、芳香族ビニル系単量体60〜90重量%およびこれらと共重合可能な他のビニル系単量体0〜20重量%(合計100重量%)からなる単量体混合物20〜95重量部を重合し、グラフト率20〜100重量%のグラフト共重合体(B)を得ることを特徴とするグラフト共重合体(D)の製造方法。
IPC (4件):
C08F291/02 MRB ,  C08C 1/065 MAB ,  C08L 25/12 LDY ,  C08L 51/04 LKZ
FI (4件):
C08F291/02 MRB ,  C08C 1/065 MAB ,  C08L 25/12 LDY ,  C08L 51/04 LKZ

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