特許
J-GLOBAL ID:200903097245721705

液体封入式筒型防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-253957
公開番号(公開出願番号):特開2001-074085
出願日: 1999年09月08日
公開日(公表日): 2001年03月23日
要約:
【要約】【課題】液柱共振作用に基づく低動ばね効果を広い周波数領域にわたって発揮させることができ、かつ周波数域の異なる複数の振動を低減できるようにチューニングする上で有利な構造を有し、チューニングを容易に行い得るようにする。【解決手段】第1オリフィス通路83の通路断面積A1と通路長さL1の比(A1/L1)の値と、第2オリフィス通路67の通路断面積A2と通路長さL2の比(A2/L2)の値と、第3オリフィス通路84の通路断面積A3と通路長さL3の比(A3/L3)の値との関係が(A3/L3)>(A1/L1)>(A2/L2)となるように設定し、かつ、第1オリフィス通路83を流動する液体Lの共振周波数f1よりも第2オリフィス通路67を流動する液体Lの共振周波数f2の方が高周波側となり、その共振周波数f2よりも第3オリフィス通路84を流動する液体Lの共振周波数f3の方が高周波側となるように設定する。
請求項(抜粋):
主軸金具と、該主軸金具の外周に固着され、その外周面に開口し径方向に対向する複数の凹部を有する略筒状のゴム弾性体と、該ゴム弾性体の一方側に位置する前記凹部内に配置された第1ダイヤフラム及び第2ダイヤフラムと、前記ゴム弾性体の外側に同軸状に配置されて、前記ゴム弾性体の他方側に位置する前記凹部との間に液体が封入された主液室を、前記第1ダイヤフラムとの間に液体が封入され第1オリフィス通路を介して前記主液室と互いに連通する第1副液室を、前記第2ダイヤフラムとの間に液体が封入され第2オリフィス通路を介して前記第1副液室と互いに連通する第2副液室をそれぞれ形成し、所定部位に設けられた連通窓を有する外筒金具と、該外筒金具の前記連通窓の周囲に外周部を保持されて前記連通窓を封止する第3ダイヤフラムと、前記ゴム弾性体と前記外筒金具の間に装着され、前記主液室から前記第3ダイヤフラムに至る第3オリフィス通路を形成するオリフィス形成部材と、を備え、前記第1オリフィス通路の通路断面積A1と通路長さL1の比(A1/L1)の値と、前記第2オリフィス通路の通路断面積A2と通路長さL2の比(A2/L2)の値と、前記第3オリフィス通路の通路断面積A3と通路長さL3の比(A3/L3)の値との関係が(A3/L3)>(A1/L1)>(A2/L2)となるように設定され、かつ、前記第1オリフィス通路を流動する液体の共振周波数f1よりも前記第2オリフィス通路を流動する液体の共振周波数f2の方が高周波側となり、該共振周波数f2よりも前記第3オリフィス通路を流動する液体の共振周波数f3の方が高周波側となるように設定されていることを特徴とする液体封入式筒型防振装置。
Fターム (5件):
3J047AA05 ,  3J047CA06 ,  3J047CD08 ,  3J047DA02 ,  3J047FA02

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