特許
J-GLOBAL ID:200903097288255678

骨粗鬆症診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-036363
公開番号(公開出願番号):特開平9-224934
出願日: 1996年02月23日
公開日(公表日): 1997年09月02日
要約:
【要約】【課題】 骨の密度及び弾性率を実測し、信頼性の高い診断を簡易に行う。【解決手段】 まず、超音波パルスを被験者の所定の皮質骨に向けて斜めに繰り返し放射し、該皮質骨表面に表面波を励振させて、その漏洩波を受波する。受波信号は、A/D変換器8によってデジタル信号に変換され、CPU11によって漏洩波レベルが検出される。CPU11は、最大漏洩波レベルを抽出し、最大漏洩波レベルに対応した伝播時間に基づいて皮質骨中の音速を算出する。次に、超音波パルスを上記皮質骨に向けて繰り返し放射し、該皮質骨からのエコーを受波し、A/D変換器8によってデジタルのエコー信号に変換し、CPU11によってエコーレベルを検出する。CPU11は最大エコーレベルを抽出し、この最大エコーレベルに基づいて皮質骨の音響インピーダンスを算出する。上記皮質骨中の音速と音響インピーダンスとから皮質骨の密度及び弾性率を算出する。
請求項(抜粋):
超音波トランスデューサを被験者の所定の皮質骨を覆う皮膚表面に当てた状態で、前記超音波トランスデューサの送受波面の向きを、前記皮質骨表面の法線の向きを含む所定の立体角の範囲内で様々に変えながら、超音波パルスを前記皮膚下の皮質骨に向けて繰り返し発射し、1パルス発射毎に、該皮質骨表面から戻ってくるエコーを前記超音波トランスデューサによって受波し、受波信号をアナログ/デジタル変換器によってデジタル信号に変換し、デジタル化されたエコー信号を用いて信号処理を行うことにより骨粗鬆症を診断する超音波反射式の骨粗鬆症診断装置であって、入力される前記エコー信号からエコーレベルを検出するエコーレベル検出手段と、検出された複数の前記エコーレベルの中から最大エコーレベルを抽出するための最大エコーレベル抽出手段と、抽出された前記最大エコーレベルに基づいて、前記皮質骨の音響インピーダンスを算出する音響インピーダンス算出手段と、被験者の所定の皮質骨に超音波パルスを投入して、該皮質骨中の超音波パルスの音速を測定する音速測定手段と、該音速測定手段によって測定された前記皮質骨中の音速と前記音響インピーダンス算出手段によって算出された前記皮質骨の音響インピーダンスとに基づいて、前記皮質骨の密度を算出する骨密度算出手段とを備え、該骨密度算出手段によって算出された前記皮質骨の密度を指標として骨粗鬆症を診断することを特徴とする骨粗鬆症診断装置。

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