特許
J-GLOBAL ID:200903097296381887

貯湯式給湯装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-275343
公開番号(公開出願番号):特開平5-118660
出願日: 1991年10月23日
公開日(公表日): 1993年05月14日
要約:
【要約】【目的】 湯余りによるエネルギの無駄を減じ、湯不足を解消する。【構成】 貯湯タンク1内一杯に底部から供給した水を、その水温T0に応じて設定される沸上温度Thまで夜間に凝縮器7で総て加熱し、昼間に頂部から出湯する。貯湯タンク1に縦方向に所定間隔をおいて湯温センサ11a〜11fを設ける。出湯終了時に各湯温センサの検出信号を受ける制御器9により、この湯温Tiと上記沸上温度Thと上記所定間隔に対応するタンクの各部分容積Viに基づいて、一日の給湯に消費された消費熱量Qj〔=Σ(Th-Ti)Vi〕を算出し、この消費熱量値Qjを1週間(j=1〜7)に亘りメモリ12に記憶する。制御器9により、上記消費熱量値Qjのうちの最大値Max(Qj)を、貯湯タンク1の全容積V(=ΣVi)で割り、除算結果ΔTに水温センサ10の水温T0に応じた定数αを加えて目標沸上温度を算出し、これを次の1週間の沸上温度Th(=ΔT+α)として設定する。
請求項(抜粋):
底部から給水される貯湯タンク(1)内の水を、供給水の温度(T0)に応じて設定される沸上温度(Th)まで出湯非動作時間帯に加熱手段(7)により加熱し、出湯動作時間帯に貯湯タンク(1)の頂部から出湯する貯湯式給湯装置において、上記供給水の温度(T0)を検出する水温センサ(10)と、上記貯湯タンク(1)に縦方向に所定間隔をおいて設けられ、タンク内の湯温(Ti)を検出する複数の湯温センサ(11a〜11f)と、一日の出湯動作終了時に上記各湯温センサ(11a〜11f)の検出信号が表わす湯温(Ti)と上記沸上温度(Th)と上記所定間隔に対応するタンクの容積(Vi)に基づいて、その日の給湯に消費された消費熱量(Qj)を算出する熱量算出手段(9)と、この熱量算出手段(9)で算出された毎日の消費熱量値(Qj)を数日に亘って記憶する記憶手段(12)と、この記憶手段(12)に記憶された消費熱量値(Qj)のうちの最大値(Max(Qj))を貯湯タンク(1)の全容積(V)で除算し、この除算結果(ΔT)に上記水温センサ(10)の検出信号が表わす水温(T0)に応じて定まる定数(α)を加えて、目標沸上温度を算出する温度算出手段(9)と、この温度算出手段(9)で求められた目標沸上温度(ΔT+α)を次の数日間の上記沸上温度(Th)として設定する温度設定手段(9)を備えたことを特徴とする貯湯式給湯装置。

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