特許
J-GLOBAL ID:200903097412531913

耐水素誘起割れ性の優れた加速冷却鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金丸 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-103115
公開番号(公開出願番号):特開平5-295435
出願日: 1992年04月22日
公開日(公表日): 1993年11月09日
要約:
【要約】【目的】 pH≒3 のような厳しい環境下においても水素誘起割れがまったくなく、優れた耐水素誘起割れ性を有する加速冷却鋼板を製造する。【構成】 鋼の化学成分を適切に調整し、鋳片または鋼片を1200°C以上の温度Ta(°C) で 3時間以上の時間ta (h)保持した後、圧延形状係数が0.5 以上の圧下を2パス以上行い、次いで、1150°C以上の温度Tb(°C) で0.25時間以上の時間tb (h)保持した後、圧延仕上温度が(Ar3-30) °C以上とする厚板圧延を行い、圧延終了後 400°C未満の温度まで 3°C/s以上の冷却速度で加速冷却を行った後、 500°C以上、Ac1 以下の温度で焼戻しを行う。上記二回の加熱条件は下記式による。1.3C+Si/15+Mn/3+30P+(Cu+Ni)/15+(Cr+Mo+V)/5+Nb+2N+2.1≦(Ta+273)(log(ta + tc)+20) ×10-4ただし、tc=10 ((Tb+323)(logtb+20)/(Ta+273)-20)
請求項(抜粋):
C:0.03〜0.20%、 Si:0.05〜0.60%、 Mn:0.50〜2.50%、P:0.020 %以下、S:0.003 %以下、Al:0.005〜0.100 %、 Ca:0.0005〜0.0050%、N:0.0080%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋳片または鋼片を1200°C以上の温度Ta (°C)で 3時間以上の時間 ta (h) 保持した後、下記(1) 式で表される圧延形状係数が0.5 以上の圧下を少なくとも2パス行い、次いで、1150°C以上の温度Tb (°C)で0.25時間以上の時間 tb (h) 保持した後、圧延仕上温度が(Ar3 -30)°C以上とする厚板圧延を行い、圧延終了後 400°C未満の温度まで 3°C/s以上の冷却速度で加速冷却を行った後、 500°C以上、Ac1 以下の温度範囲で焼戻しを行うに当たって、上記二回の加熱条件が下記(2) 式を満足することを特徴とする耐水素誘起割れ性の優れた加速冷却鋼板の製造方法。〔R(h1-h2)〕1/2 /〔(h1+h2)/2 〕............(1)ただしh1:入側鋼片厚h2:出側鋼片厚R: 圧延ロール半径 1.3C+Si/15+Mn/3+30P+2N+2.1 ≦(Ta +273)(log(ta + tc)+20) ×10-4...(2) ただしtc=10 ((Tb+323)(logtb+20)/(Ta+273)-20)
IPC (5件):
C21D 8/02 ,  B21B 3/00 ,  C21D 6/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06

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