特許
J-GLOBAL ID:200903097423378939

スクロール式流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-251190
公開番号(公開出願番号):特開平8-093669
出願日: 1994年09月20日
公開日(公表日): 1996年04月09日
要約:
【要約】【目的】 凹溝内に侵入した圧力を利用し、シール部材を全長に亘って凹溝からフローティングさせ、シール性や圧縮性能を確実に向上させる。【構成】 シール部材6の内側面6Cには最外周端からほぼ1巻前,後に亘る範囲を除いた箇所にのみ側面リップ部8,8,...を形成し、シール部材6の最外周端からほぼ1巻前,後に亘る箇所では、凹溝5の側面5Bと内側面6Cとの間にラップ部3の渦巻方向に沿って連続的に延びる微少隙間を確保する。そして、圧縮室間の差圧が小さいラップ部3の外周側でも、凹溝5内に侵入する圧縮空気の圧力により、シール部材6を凹溝5内からフローティングさせ、相手方の歯底面との間をシールする。これによって、ラップ部3の最外周端からほぼ1巻前,後となる外周側の圧縮室間で、圧縮空気の一部が漏洩したりするのを効果的に防止できる。
請求項(抜粋):
鏡板の歯底面に渦巻状のラップ部が立設された固定スクロールと、該固定スクロールに対向して設けられ、鏡板の歯底面に該固定スクロールのラップ部との間で複数の圧縮室を画成するように渦巻状のラップ部が立設された旋回スクロールとを備え、該旋回スクロールと固定スクロールとのラップ部のうち少なくとも一方のラップ部には、該ラップ部の歯先に沿って延びる凹溝を形成し、該凹溝内には相手方の歯底面に摺接するシール部材を装着してなるスクロール式流体機械において、前記シール部材には、該シール部材の長さ方向に離間して形成され、前記凹溝の底面にそれぞれ接触する複数の底面側リップ部と、前記シール部材の長さ方向に離間して形成され前記凹溝の側面にそれぞれ接触する複数の側面リップ部とを設け、該各側面リップ部は、前記シール部材の側面に該シール部材の最外周端から一定範囲に亘る箇所を除いて形成する構成としたことを特徴とするスクロール式流体機械。
IPC (2件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 27/00 321

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