特許
J-GLOBAL ID:200903097498023923

磁気共鳴像の焦点合わせ法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 馨 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-096603
公開番号(公開出願番号):特開平5-192307
出願日: 1992年04月16日
公開日(公表日): 1993年08月03日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】(1)組織体積から生じる、単位収集時間当たりのボディ・ノイズを最小限に抑えるか、あるいは、これを抑圧し、(2)単位収集時間当たりの利用可能信号を増加させることを目的とする。【構成】固定したデータ採取期間での信号対雑音比を向上させる、人体又は動物の体の組織中に選択した呼びかけ体積を磁気共鳴で画像形成をするための装置及び方法である。回転磁界信号を集束させ舵を取って制御することを介して、500〜3,000cm3程度に小さい選択した呼びかけ体積中で磁気共鳴を励磁することが含まれる。励磁された体積要素から発生する応答信号は、フェイズド・アレイ・アンテナを用いて、これらの応答信号を集束させる。スピン・エコー法や、エコー・プラーナ法や、グラディエント再現法や背面照射法等の核磁気共鳴の周知の励磁手続きを用いて本発明は説明される。
請求項(抜粋):
人体又は動物の組織における3,000cm<SP>3</SP>よりも小さな大きさの選択した呼びかけ体積要素の画像を良好な信号対雑音比で形成する方法において、(1)選択した核の磁化ベクトルを第一の方向に平行に配向するように関係づけられた第一の位置座標zを備え、所定の前記第一の方向即ちz方向に配向された磁界を有する時間的に静的で、空間的に均一な第一の磁界を印加するステップと、(2)それぞれが磁界の方向を有し、前記z方向にほぼ垂直な回転面内で所定の角周波数で回転する無線周波数の複数の第二の磁界を前記組織に印加し、該角周波数は少なくとも秒あたり10<SP>5</SP>ラジアンであって、これらの第二の磁界をt<SB>1</SB><t<t<SB>1</SB>+Δtで与えられる所定の時間間隔で印加し、該第二の磁界の印加の後、3000cm<SP>3</SP>より大きくない大きさの選択した呼びかけ体積での該第二の磁界の和を集束させるために印加される該第二の磁界を伴って、前記第一の方向に対して所定の再配向角度で前記選択した核の磁化ベクトルを再配向するステップと、(3)z方向に配向された磁界ベクトルを有し、前記位置座標zの変化とともに振幅が厳密に単調に増加する、グラディエント磁界である第三の磁界をt<SB>2</SB>≦t<SB>1</SB>であるt<SB>2</SB><t<t<SB>2</SB>+Δtで与えられる所定の時間間隔に前記組織に印加するステップと、(4)前記z方向に配向された磁界ベクトルと、該z方向に垂直な面内の位置で振幅が変化する磁界とを有する1個以上の追加的なグラディエント磁界を前記組織に印加し、選択したボクセル体積要素の条件を優先的に整えて1個以上の該選択したボクセル体積要素内の選択した化学元素の核が磁気共鳴状態にあるようにするステップと、(5)前記選択したボクセル体積要素中の前記選択した核が、t<SB>sig</SB><t<t<SB>sig</SB>+Δt<SB>sig</SB>で与えられる時間間隔にこれらの核の励磁に応答して電磁信号を発生するのを許容するステップと、(6)前記選択したボクセル体積要素中の前記選択した核が発生する電磁信号の方向と振幅を検知する、n=1,2,...,Nと付番した少なくとも2個の検知アンテナのフェイズド・アレイを提供し、t<SB>sig</SB><t<t<SB>sig</SB>+Δt<SB>sig</SB>で与えられる時間間隔に前記選択したボクセル体積要素中の前記選択した核が発生する電磁信号を検知する検知アンテナのアレイにより与えられるこれらの電磁信号を所定の時間間隔に前記フェイズド・アレイ中のアンテナ番号nが活性化されて検知するステップと、(7)前記検知アンテナのアレイの各々が受信したこれらの電磁信号を処理して、前記選択されたボクセル体積要素中の前記選択した核の特徴的なパラメータを表す信号を発生させるステップであって、次の各ステップを備えたステップと(7a)番号n=1の検知アンテナが受信した第一の電磁信号のための所定の第一及び第二の移相を提供し、該第一及び第二の移相にそれぞれ等しい移相を伴って、前記第一の電磁信号に等しい第一及び第二のアンテナ出力信号を形成するステップと、(7b)番号n=2の検知アンテナが受信した第二の電磁信号のための所定の第三及び第四の移相を提供し、該第三及び第四の移相にそれぞれ等しい移相を伴って、前記第二の電磁信号に等しい第三及び第四のアンテナ出力信号を形成するステップと、(7c)前記呼びかけ体積から受信した第一の補償電磁信号を表す第一及び第三のアンテナ出力信号を付け加えて時間の関数としての第一の和信号を形成し発生するステップと、(7d)前記呼びかけ体積から受信した第二の補償電磁信号を表す第二及び第四のアンテナ出力信号を付け加えて時間の関数としての第二の和信号を形成し発生するステップを備えたことを特徴とする方法。
IPC (2件):
A61B 5/055 ,  G01R 33/28
FI (3件):
A61B 5/05 311 ,  A61B 5/05 312 ,  G01N 24/04 Z

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