特許
J-GLOBAL ID:200903097502125108

内燃機関のガス交換弁の制御時間の変化のための装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-327455
公開番号(公開出願番号):特開2001-173415
出願日: 2000年10月26日
公開日(公表日): 2001年06月26日
要約:
【要約】【課題】 内燃機関のガス交換弁の制御時間の変化のための装置であって、カム軸3の駆動側の端部に配置された駆動車4及び羽根車5を有しており、駆動車が周壁7、カム軸と逆の側の側壁8及びカム軸に向いた側の側壁9から成っていて、中空室を形成しており、中空室が羽根14によって圧力チャンバーに分割されている形式のものにおいて、装置の重量を軽減し、所要スペースを小さくし、経済的な製造及び組立を可能にする。【解決手段】 駆動車4の、カム軸に向いた側の側壁9が、重量及び所要スペースを減少させる薄肉の円形成形部分として形成されており、円形成形部分が、直角に折り曲げられて駆動車の周壁7を部分的に取り囲む縁部区分17を備えていて、個別の結合部18によって駆動車に分離不能に取り付けられている。
請求項(抜粋):
内燃機関のガス交換弁の制御時間の変化のための装置であって、当該装置(1)が内燃機関のシリンダヘッド(2)内に支承されたカム軸(3)の駆動側の端部に配置されていて、外側ロータとして形成された駆動車(4)及び内側ロータとして形成された羽根車(5)から成っており、駆動車(4)が環状の歯部(6)を介して内燃機関のクランク軸に駆動結合されており、羽根車(5)が内燃機関のカム軸(3)に相対回動不能に結合されており、駆動車(4)が中空シリンダ状の周壁(7)、カム軸と逆の側の側壁(8)及びカム軸に向いた側の側壁(9)から成っており、周壁及び両方の側壁が互いに結合されて、かつ一緒に中空室(10)を形成しており、駆動車(4)の中空室(10)内に、周壁(7)の内周面から装置(1)の中心軸線に向かって半径方向に延びる少なくとも2つの制限壁(11)によって少なくとも1つの液圧式の作業室(12)が形成されており、羽根車(5)がボス(13)の周囲に少なくとも1つの羽根(14)を備えており、羽根が半径方向に駆動車(4)の作業室(12)内を延びていて、該作業室をそれぞれ2つの液圧式の圧力チャンバー(15,16)に分割しており、圧力チャンバー(15,16)を液圧的な圧力媒体で選択的に若しくは同時に圧力負荷することによって、駆動車(4)に対する羽根車(5)の旋回運動若しくはロック、ひいてはクランク軸に対するカム軸(3)の旋回運動若しくはロックが行われるようになっている形式のものにおいて、駆動車(4)の、カム軸に向いた側の側壁(9)が、重量及び所要スペースの小さい薄肉の円形成形部分として形成されており、円形成形部分が、少なくともほぼ直角に折り曲げられて駆動車(4)の周壁(7)を少なくとも部分的に取り囲む縁部区分(17)を備えており、駆動車(4)の、カム軸と逆の側の側壁(8)と、周壁(7)と、歯部(6)とが共通の固定部材によって互いに結合されており、カム軸に向いた側の側壁(9)が該側壁の軸線方向剛性を高める個別の結合部(18)によって駆動車(4)に分離不能に取り付けられていることを特徴とする、内燃機関のガス交換弁の制御時間の変化のための装置。

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