特許
J-GLOBAL ID:200903097517389195

結晶配向の多層被覆焼結合金

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-125553
公開番号(公開出願番号):特開平5-295517
出願日: 1992年04月17日
公開日(公表日): 1993年11月09日
要約:
【要約】【目的】 従来の多層被覆焼結合金が有している被膜と被膜の界面、さらには焼結合金の基体と被膜との界面における付着性の不適合性という問題を解消し耐摩耗性及び耐欠損性に優れる多層被覆焼結合金を提供する。【構成】 超硬合金又はサーメットでなる焼結合金の基体表面に被覆されるB1型化合物層の結晶を(111)面に配向し、酸化アルミニウム層の結晶を(012)面及び/又は(104)面に配向した多層被覆焼結合金。【効果】 従来の多層被覆焼結合金に比べて、被膜の結晶を配向した本発明の多層被覆焼結合金は、耐摩耗性において約40〜47%、耐欠損性において約56%向上し、さらに焼結合金の基体表面の結晶をも配向した本発明の多層被覆焼結合金は、耐摩耗性において約75〜144%、耐欠損性において約110〜167%も向上するという効果がある。
請求項(抜粋):
超硬合金又はサーメットでなる焼結合金の基体表面の1部又は全面に周期律表の4a,5a族金属の炭化物,窒化物,酸化物及びこれらの相互固溶体の中の1種以上の単層もしくは多層のB1型化合物層と酸化アルミニウム層とでなる被膜を被覆してなる多層被覆焼結合金において、該被膜は、該基体表面に接する第1層が該B1型化合物層でなり、かつ該第1層のB1型化合物は、Cu-KαХ線による回折角20°〜70°(2θ)間のX線反射回折強度比の80%以上が(111)面でなり、該酸化アルミニウム層の酸化アルミニウムは、Cu-KαХ線による回折角20°〜70°(2θ)間のX線反射回折強度比の80%以上が(012)面及び/又は(104)面からなり、かつ該酸化アルミニウム層は、Cu-KαХ線による回折角20°〜70°(2θ)間のX線反射回折強度比の80%以上が(111)面でなるB1型化合物層に接して被覆されていることを特徴とする結晶配向の多層被覆焼結合金。
IPC (4件):
C23C 14/06 ,  B22F 1/02 ,  C23C 16/30 ,  C23C 28/04
引用特許:
出願人引用 (8件)
  • 特開昭54-026811
  • 特開平3-090575
  • 特開昭59-081002
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審査官引用 (16件)
  • 特開昭54-026811
  • 特開昭54-026811
  • 特開平3-090575
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