特許
J-GLOBAL ID:200903097522837384

内臓器官の複数画像フレームを使用した生体内における内臓器官輪郭抽出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 喜樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-160378
公開番号(公開出願番号):特開平8-024247
出願日: 1994年07月12日
公開日(公表日): 1996年01月30日
要約:
【要約】【目的】 左心室輪郭を抽出するために一連の画像フレームから得た画像データを自動的に評価して、医師は心臓の生理学的欠陥をより速く診断できる。【構成】 一連の画像は、各画像フレームの各画素に対する濃度値を同定するディジタルデータに変換される(100) 。左心室領域の初期推定(102) は、手動で抽出した別の個体の心臓の左心室の輪郭を処理することによって得た、あらかじめ決められていた事前パラメータに基づいて、確率を用いて行われる。左心室領域の初期推定(104) は、別の個体の心臓の手動抽出輪郭から決定される学習データから得られた動態制約を用いて改善される(106) 。左心室領域が推定され、左心室の心尖付近の領域についてさらに正確な左心室境界線を得るために、包括的形状制約の適用し(110) 、左心室領域の座標が抽出される。最後に、推定された左心室境界線査定はその整合性、許容できる推定であるかについてテストされ(114) 、推定に信頼性がない場合は警告が発せられ、各画像フレームの最終的な自動抽出輪郭は画像データ作成後すぐに表示される(116) 。
請求項(抜粋):
内臓器官が位置する領域のディジタル画像データを基に内臓器官の輪郭を自動的に抽出する方法であって、前記画像データは、内臓器官壁が内臓器官の生理学的機能の一貫として反復運動を1周期以上完了する期間において作成された連続する画像フレームを表わし、前記連続画像フレームの各フレームは複数の画素を有しており、(a) 抽出の対象とは異なる個体について、抽出の目的とする内臓器官の1周期以上にわたる画像を有する学習データに対し事前に手動で輪郭をトレースし、その画像フレームに含まれる画素が抽出の目的とする内臓器官の輪郭の内側に存在する確率を基準に、その画素を分類することによりあらかじめ得られたパラメータを用いて、抽出の対象となる画像データを比較することにより、抽出の対象となる一連の画像フレーム内の内臓器官の輪郭付近の領域を初期推定する。(b) 他の個体の目的とする内臓器官を手動で評価することによりあらかじめ得ておいた境界線動態データにより、一連の画像フレームのうち連続するフレーム間の輪郭の動きの許容範囲を確定することにより、一連の画像フレームの個々についての初期推定を改善して輪郭を抽出する。という過程を含むことを特徴とする内臓器官の複数画像フレームを使用した生体内における内臓器官輪郭抽出方法。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平2-220638
  • 特開平4-146729
  • 特開昭58-130030

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