特許
J-GLOBAL ID:200903097537561130

音声認識装置および音声認識方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 植本 雅治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-220452
公開番号(公開出願番号):特開平10-049190
出願日: 1996年08月02日
公開日(公表日): 1998年02月20日
要約:
【要約】【課題】 高騒音下においても、環境の変化に追従させて使用勝手の良く、正しい認識結果を得ることの可能な音声認識を実現する。【解決手段】 音声入力時などにおいて、認識対象の類似度が1つでもリジェクト閾値THを越えた場合、類似度平均値計算部7では、リジェクト閾値THを越える直前の類似度の平均値を保持する。また、類似度ピーク検出部8によりリジェクト閾値THを越えた認識対象の類似度のピーク値が検出されると、保留時間決定部9は、類似度ピーク検出部8に保持されている平均値と類似度ピーク検出部8で検出された類似度のピーク値とに基づき、結果出力するまでの保留時間を決定し、結果出力部10は、保留時間が経過するまでの間に、このピーク値を越える類似度を与える認識対象がなければ、そのピーク値を与えた認識対象を認識結果として出力する。
請求項(抜粋):
音声入力信号から音声特徴データを抽出する特徴抽出手段と、抽出された音声特徴データを全ての認識対象の標準パターンと比較して類似度を計算する類似度計算手段と、所定のリジェクト閾値を設定するリジェクト閾値設定手段と、全ての認識対象の類似度が所定のリジェクト閾値を越えない場合は全ての認識対象の類似度の平均値を計算し、全ての認識対象の類似度のうち1つでも所定のリジェクト閾値を越える場合は、その直前の平均値を保持する類似度平均値計算手段と、所定のリジェクト閾値を越えた認識対象の類似度のピーク値を検出する類似度ピーク検出手段と、認識結果を出力する結果出力手段と、ある認識対象の類似度について所定のリジェクト閾値を越えたピーク値が前記類似度ピーク検出手段により検出されたときに、少なくとも、類似度平均値計算手段で保持されている類似度の平均値に基づいて認識結果を出力するまでの保留時間を決定する保留時間決定手段とを備え、前記結果出力手段は、保留時間中に前記ピーク値を越える類似度を与える認識対象が無い場合に、前記ピーク値を与えた認識対象を認識結果として出力することを特徴とする音声認識装置。

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