特許
J-GLOBAL ID:200903097550044624

給紙装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 司朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-049346
公開番号(公開出願番号):特開平10-245133
出願日: 1997年03月04日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 捌き機構を備えた給紙装置であって、その捌き作用を確保したまま給紙時間を短縮することができる給紙装置を提供すること。【解決手段】 縦搬送ローラ41による搬送速度よりも遅い第1の給紙速度で、給紙カセット21から繰り出されたシートが、給紙ローラ31bと当接して設けられた捌きローラ31cによって捌かれ、分離された1枚のシートの先端が、給紙センサー31dで検出されると、給紙ローラ31bによる給紙速度を、縦搬送ローラ41による搬送速度と同程度の第2の給紙速度まで向上させ、この状態で搬送されたシートの先端が縦搬送センサー51をオンし当該シートが縦搬送ローラ41の搬送力で搬送されるようになったのが確認されると、給紙モータの動力を給紙機構31に伝達する電磁マイクロクラッチをオフすると共に、給紙モータの回転数を第1の給紙速度に対応する回転数にまで低下する制御を行って、次の給紙に備える。
請求項(抜粋):
シート収納部に積載されたシートを1枚ずつ給送する給紙装置であって、シート収納部の近傍に設けられ、給紙ローラの表面に当接させてシートを捌く捌き部材と、当該捌き部材の下流側に配され、シートをさらに前方に搬送する搬送手段と、前記捌き部材と前記搬送手段との間に設けられ、搬送されるシートの先端を検出するシート検出手段と、前記給紙ローラを駆動するためのモータと、前記モータから前記給紙ローラへの動力の伝達を断続するクラッチと、前記モータの回転数を変化させて、給紙ローラによる給紙速度を制御すると共に、前記クラッチの入切制御を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、シート収納部からシートを取り出すタイミングに合わせて、クラッチを繋ぐと共に前記シート検出手段により、シート収納部から取り出されたシートの先端が検出されるまでは、給紙速度が搬送手段による搬送速度よりも遅い速度になるようモータの回転数を第1の回転数に制御し、前記シート検出手段により、シートの先端が検出された後は、給紙速度が搬送手段による搬送速度と略同じ速度になるようモータの回転数を第2の回転数に制御し、更に連続給紙時にあっては、前記搬送手段の搬送力でシートが搬送されるようになると、クラッチを切ると共にモータの回転数を前記第1の回転数にまで低下する制御を行うことを特徴とする給紙装置。

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