特許
J-GLOBAL ID:200903097592978139

符号化制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小笠原 史朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-104007
公開番号(公開出願番号):特開平7-312753
出願日: 1994年05月18日
公開日(公表日): 1995年11月28日
要約:
【要約】【目的】 通信速度の変化に対して動きの再現性と空間的な解像度が視覚特性上最適に保たれる符号化制御方法を提供することである。【構成】 第nフレームの次の符号化フレームの符号化率を符号化する際に、第nフレームの符号化を開始した時点から次のフレームの符号化を開始するまでの間の時間Tnに実際に伝送されたビット数bnと、通信回線の標準の通信速度L×Pで時間Tnに伝送できるビット数L×P×Tnとの差を、当該次の符号化フレームの発生符号量Rに加算して、当該次の符号化フレームの符号化率S’=L/(R×P×Tn-bn)を演算し、この演算された符号化率に基づいて、画品質トレードオフ関数101aを101bに補正し、目的関数102との交点から、画像符号化装置の最適な動作点を求めるようにしている。これによって、第nフレームを符号化した時点から次の符号化フレームの符号化を開始するまでの間に発生した通信速度の低下は、当該次の符号化フレームの符号化時において、視覚特性上最適なバランスで時間的な歪みおよび空間的な歪みに配分されて吸収される。
請求項(抜粋):
単位時間当たりPフレームの動画像データを高能率圧縮符号化して低ビットレートの通信回線を介して伝送する際に、符号化率に応じたコマ落としによる時間的歪みと量子化精度による空間的歪みとのバランスをとるために、視覚特性上最適な動作点が予め決められている画像符号化装置の符号化動作を制御するための方法であって、第nフレームの符号化を開始した時点から次のフレームの符号化を開始するまでの間の時間Tnにおいて、実際に伝送されたビット数bnを検出する第1のステップと、前記第1のステップで検出したビット数bnと、前記通信回線の標準の通信速度L×P(Lは1フレーム期間に伝送できるビット数)で時間Tnに伝送できるビット数L×P×Tnとの差を、第nフレームの次の符号化フレームの発生符号量に加算して、当該次の符号化フレームの符号化率を演算する第2のステップと、前記第2のステップで演算された符号化率に基づいて、第nフレームの次の符号化フレームを符号化する際の前記画像符号化装置の最適な動作点を補正する第3のステップとを備える、符号化制御方法。
IPC (3件):
H04N 7/32 ,  G06T 9/00 ,  H03M 7/30
FI (2件):
H04N 7/137 Z ,  G06F 15/66 330 D

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