特許
J-GLOBAL ID:200903097594396390

誤り検出分離訂正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 原 謙三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-341848
公開番号(公開出願番号):特開平8-233620
出願日: 1995年12月27日
公開日(公表日): 1996年09月13日
要約:
【要約】【課題】 処理コストの低減が可能で、同時に生じる複数の誤りも正確に検出し分離できる誤り検出分離訂正方法を提供する。【解決手段】 全てのセンサによって測定されるセンサの値を、線型変換によってパリティ空間のベクトルへ写像する。パリティ空間の次元を、測定システムの冗長性、即ち、センサの数と測定される量の次元とによって決定する。全ての可能な部分空間へのパリティベクトルの射影によって、それぞれの誤りのレベルでの部分空間のいずれが測定されるパリティベクトルの最大の割合を含んでいるかを決定する。これらの部分空間に属するセンサの組合せを除くことによって、それぞれの誤りのレベルでの最良のセンサの組合せを決定することができる。
請求項(抜粋):
誤りの影響を受けるセンサを検出し分離することによって、起こりうる測定の誤りの影響を受けるセンサに由来し、かつ、結びついて測定システムを形成するような複数の冗長センサによって検出される測定量を最小化するための誤り検出分離訂正方法であって、(a)全てのセンサによって測定され、結合して測定ベクトルを形成するセンサの値を、線型変換によってパリティ空間のベクトルの中へ写像し、該空間の次元を、測定システムの冗長性である、センサの数および/または方向と測定される量の次元とによって決定し、(b)パリティベクトルの絶対的な大きさを決定し、第1の検出しきい値と比較し、この第1の検出しきい値を越えていなければ、誤りのない状態と結論し、検出しきい値を越えているならば、(c)測定されるパリティベクトルを、起こりうる誤りの状態に特有な全ての部分空間に射影し、該部分空間の次元を、それぞれの誤りの状態と関係する誤りのあるセンサの数によって決定し、誤りを分離するために、それぞれ関連する誤り決定レベルに属する、部分空間へのパリティベクトルの射影のいずれが、測定されるパリティベクトルの最大の割合を備えるかを確立し、(d)このときに残存する残りの誤りが第2の検出しきい値を越えているかについて調べ、この第2の検出しきい値を越えていなければ、ステップ(e)の手順に進行し、この第2の検出しきい値を越えているならば、次の誤り決定レベルを用いて、再びステップ(c)ならびにステップ(d)の手順を行い、(e)関連する誤り決定レベルでのパリティベクトルの最大の割合を有するそれぞれの部分空間に属するセンサの値の組合せを除くことによって、最良のセンサの組合せを決定することを特徴とする誤り検出分離訂正方法。
IPC (2件):
G01D 21/00 ,  G01D 3/00
FI (2件):
G01D 21/00 M ,  G01D 3/00 B

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