特許
J-GLOBAL ID:200903097615475393

ビームハードニング補正機能を持つX線CT装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高崎 芳紘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-300113
公開番号(公開出願番号):特開平6-142094
出願日: 1992年11月10日
公開日(公表日): 1994年05月24日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、X線CT装置において骨によるビームハードニング・アーチファクトを高速に補正することに関し、さまざまな計測部位に対応して最適な補正を施した良好な画像を得たい。【構成】 オリジナル画像に対して数分の1に演算量が圧縮された演算手法によるリファレンス画像算出手段を設定し、このリファレンス画像の骨に相当するCT値の含有率と中心部CT値分布を測定してこの計測部位を判定する撮影部位判定手段によりこの計測投影データの撮影部位を判別して、その部位をモデル化して求めた最適な補正曲線により計測投影データを補正した。【効果】 本発明によれば、部位に適した補正曲線を自動的に選択することで部位毎に最適な補正ができ、補正曲線は部位毎の骨の量を考慮したものであるので骨によるビームハードニング・アーチファクトが低減でき、さらにテーブルの参照だけですむため高速に補正処理が実行できる。
請求項(抜粋):
計測した透過X線量にログ変換などの前処理を施す前処理装置と、前処理を施した投影データにビームハードニングの補正を施す補正処理装置と、補正した投影データから被検体の正規の断層像を再構成する手段と、を有するX線CT装置において、上記正規の再構成画像に比して圧縮した演算量で演算するリファレンス画像作成手段と、このリファレンス画像の特徴量で被検体部位を判別して被検体部位に応じた複数の補正パラメータのなかから最適な補正パラメータを選択して上記補正処理装置にビームハードニング用に入力させる手段と、より成るビームハードニング補正機能を持つX線CT装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭61-098242
  • 特開昭60-254375
  • 特開昭60-051974

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