特許
J-GLOBAL ID:200903097663798501

新規9-(3,5-ジメトキシフェニル)-5,8,8a,9-テトラヒドロフロ〔3′,4′:6,7〕ナフト〔2,3-d〕〔1,3〕ジオキソール-6(5aH)-オン化合物、これらの製造方法及びこれらを含む医薬組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津国 肇 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-325210
公開番号(公開出願番号):特開2001-131182
出願日: 2000年10月25日
公開日(公表日): 2001年05月15日
要約:
【要約】【課題】 抗癌治療において活性が高いと共に、可溶性が大きく、かつ許容性が高い、新規抗腫瘍剤及び細胞傷害剤である9-(3,5-ジメトキシフェニル)-5,8,8a,9-テトラヒドロフロ〔3′,4′:6,7〕ナフト〔2,3-d〕〔1,3〕ジオキソール-6(5aH)-オン化合物を提供する。【解決手段】 式(I)〔式中、Rは、式(i)または式(ii)の基を表し;X及びYは、水素など、Wは、水素など、Aは、単結合など、Gは、水素などを表し;R1は、水素などを表す〕で示される化合物、その製造方法、及びそれを含む医薬組成物。【化69】
請求項(抜粋):
式(I):【化1】〔式中、Rは、式(i):【化2】{式中、X及びYは、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、水素、ヒドロキシ、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルコキシ、アミノ、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキルアミノ及びジ-(C1-C6)アルキルアミノ(ここで、各アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)から選択される基を表し、Wは、水素原子、直鎖若しくは分枝鎖状の(C1-C6)アルキル基、アリール又はヘテロアリールを表す}で示される基を表すか、又は式(ii):【化3】{式中、Aは、単結合又は直鎖若しくは分枝鎖状の(C1-C6)アルキレン鎖(ハロゲン及びヒドロキシから選択される1個以上の同一又は異なる基により場合により置換されており、かつ場合により不飽和を含む)を表し、Gは、水素、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-OR2、-O-T1-NR3R4、-O-T1-NR2-T′1-NR3R4、-NR3R4、-NR2-T1-NR3R4、-NR2-T1-OR5、-NR2-T1-CO2R6、-NR2-T1-C(O)R6、-C(O)-NR3R4、-C(O)-NR2-T2、-O-C(O)-T2、-O-C(S)-T2、-NR2-C(O)-T2、-NR2-C(S)-T2、-O-C(O)-O-T2、-O-C(O)-NR2-T2、-O-C(S)-O-T2、-O-C(S)-NR2-T2、-NR2-C(O)-O-T2、-NR2-C(O)-NR6-T2、-NR2-C(S)-O-T2、-NR2-C(S)-NR6-T2及び-NR2-SO2-T3から選択される基を表す(ここで、R2は、水素原子、直鎖若しくは分枝鎖状の(C1-C6)アルキル基、アリール又はアリール-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)を表し、T1及びT′1は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキレン鎖を表し、R3及びR4は、同一であっても異なっていてもよく、それぞれ相互に独立に、水素原子、直鎖若しくは分枝鎖状の(C1-C6)アルキル基(1個以上のヒドロキシ基により場合により置換されている)、アリール、アリール-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、シクロアルキル、ヘテロアリール-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、又はヘテロシクロアルキル-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)を表すか、あるいはこれらと結合している窒素原子と一緒に、酸素及び窒素から選択される第2のヘテロ原子を場合により含む、飽和又は不飽和の5〜7員の単環の複素環(該複素環は、ハロゲン、ヒドロキシ、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキル及び複素環基から選択される1個以上の基により場合により置換されている)を形成し、R5は、直鎖若しくは分枝鎖状の(C1-C6)アルキル基、アリール又はアリール-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)を表し、R6は、水素原子、直鎖若しくは分枝鎖状の(C1-C6)アルキル基、アリール又はアリール-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)を表し、T2は、水素、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキル(1個以上のハロゲン原子により場合により置換されている)、アリール、アリール-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、シクロアルキル、シクロアルキル-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、ヘテロシクロアルキル及びヘテロシクロアルキル-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)から選択される基を表すか、あるいはT2は、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキレン鎖(該鎖は、-NR3R4、-OR2、-CO2R6、-NR2-C(O)R6、-NR2-CO2R6、-C(O)R6、-C(O)NR3R4、-NR2-T1-NR3R4、-NR2-T1-OR6及び-O-T1-NR3R4(ここで、R2、R3、R4、R6及びT1は、前記と同義である)から選択される1個以上の同一又は異なる基により置換されている)を表し、T3は、直鎖状又は分枝鎖状の(C1-C20)アルキル(ハロゲン、-OR2、-NR2R6、ニトロ、シアノ及びアジドから選択される1個以上の基により場合により置換されている)、アリール、アリール-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、シクロアルキル、シクロアルキル-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、ヘテロアリール及びヘテロアリール-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)から選択される基を表す)}で示される基を表し、R1は、水素、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキル、アリール、アリール-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、ヘテロアリール、ヘテロアリール-(C1-C6)アルキル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリール-(C1-C6)アルキルカルボニル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、ヘテロシクロアルキルカルボニル、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリール-(C1-C6)アルキルスルホニル(ここで、アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、ホスホノ、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルコキシ-カルボニル、アリールオキシカルボニル及びアリール-(C1-C6)アルコキシカルボニル(ここで、アルコキシ部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)から選択される基を表す〕で示される化合物、その異性体、又は薬学的に許容しうる酸若しくは塩基とのその付加塩〔ここで、アリールとは、フェニル、ビフェニル、ナフチル、ジヒドロナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニル又はインダニル基を意味し、これらの基のそれぞれは、ハロゲン、ヒドロキシ、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキル、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ(ここで、各アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキルスルホニル、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、カルボキシ、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アリール-(C1-C6)アルコキシカルボニル(ここで、アルコキシ部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)ヒドロキシアルキル、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)トリハロアルキル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、モルホリニル、ピペリジル、ピペラジニル、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキルカルボニルオキシ及び直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキルカルボニルから選択される1個以上の同一又は異なる置換基を場合により有しており、ヘテロアリールとは、芳香族単環基、芳香族二環基、又は一方の環が芳香族であり、かつもう一方の環が部分的に水素化されている二環基を意味し、これらの基のそれぞれは、5〜12個の環員を有しており、かつ環系に、酸素、窒素及び硫黄から選択される、1個、2個又は3個の同一又は異なるヘテロ原子を含み(該ヘテロアリールは、アリール基の場合に前述したものと同じ置換基により場合により置換されていることができる)、シクロアルキルとは、飽和又は不飽和(しかし芳香族性はない)の単環又は二環基を意味し、これは、3〜10個の炭素原子を含み、そしてハロゲン、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキル、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)トリハロアルキル、ヒドロキシ、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)ヒドロキシアルキル、アミノ、直鎖又は分枝鎖状の(C1-C6)アルキルアミノ、ジ-(C1-C6)アルキルアミノ(ここで、各アルキル部分は、直鎖状であっても分枝鎖状であってもよい)、ピペリジル、ピペラジニル及びモルホリニルから選択される1個以上の同一又は異なる基により場合により置換されており、ヘテロシクロアルキルとは、酸素、窒素及び硫黄から選択される、1個又は2個の同一又は異なるヘテロ原子を含む、上記と同義のシクロアルキル基であると理解される(該ヘテロシクロアルキルは、シクロアルキル基の場合に前述したような、1個以上の置換基により場合により置換されている)〕〔但し、Rが、-A-G基(ここで、Aは、単結合を表し、そしてGは、水素原子を表す)を表すとき、R1は、メチル基を表すことはない〕。
IPC (5件):
C07D493/04 101 ,  A61K 31/36 ,  A61P 35/00 ,  C07D519/00 ,  C07B 61/00 300
FI (5件):
C07D493/04 101 A ,  A61K 31/36 ,  A61P 35/00 ,  C07D519/00 ,  C07B 61/00 300

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