特許
J-GLOBAL ID:200903097727916430

ジャイロのドリフト補正方法及びその補正回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 永田 武三郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-245942
公開番号(公開出願番号):特開平7-071964
出願日: 1993年09月06日
公開日(公表日): 1995年03月17日
要約:
【要約】【目的】 停車できない場合でもドリフトを補正し得る圧電振動ジャイロのドリフト補正方法及びその方法を用いたドリフト補正回路の提供。【構成】 ジャイロ1の方位補正が可能であればスイッチSW1をONとし、ジャイロ1の出力をサンプリングしてA/Dコンバータ2でA/D変換して出力Hを得ると共にラッチ52にラッチする。次に、加算器51で前回のデータIとラッチ52にラッチされている今回のA/D出力とを加算して今回データJを得る。車が曲がり角を曲がった場合、その曲がり角度Lをコースデータテーブル5から取り出し、除算器53でコースデータの角度Lをジャイロ1の感度係数αで除算し、除算器54でその結果を時間補正値で除算する。そして、減算器55で今回データJから除算器54の出力を減算して修正済積分データNを得てその値がしきい値幅を越えているか否かをウインドウコンパレータを用いて判定し、しきい値幅を越えている場合にスイッチSW2をONとしドリフト積分データQを得て除算器57でデータQをカウント値で除算しドリフト補正値Bを得る。
請求項(抜粋):
角度変化を検出するジャイロと、距離センサと、制御部と、少なくとも距離及び方位情報を含む地図情報を格納する記憶部と、表示部とを備え、前記制御部が、前記ジャイロからの出力電圧及び前記方位情報に基づいて所定の周期における電圧変化量を得る方位処理手段と、角度変化量、前記距離センサから得た移動距離量、及び前記地図情報に基づいて移動体の現在位置を得て、該位置を前記表示部に表示する現在位置算出・表示手段とを有する移動体のナビゲーション・システムにおいて、前記制御部が、更に、ドリフト補正値を得るドリフト補正手段を有し、前記方位処理手段が前記ドリフト補正値により前記ジャイロからの出力電圧を補正し、前記方位情報に基づいて所定の周期における電圧変化量を求め、前記ドリフト補正手段が下記ステップ(a1)乃至(a7)を含むことを特徴とするジャイロのドリフト補正方法。(a1)前記ジャイロからの出力電圧を所定の時間毎に測定し該測定値から前記所定の周期における電圧変化量を求める。(a2)上記電圧変化量を積分し記憶部に格納すると共に、積分回数をカウンタでカウントする。(a3)移動体が曲がり角を曲がったか否かを判定し、曲がらなかった場合はステップ(a5)に移る。(a4)記憶部に格納されている方位情報を読み出し方位の電圧換算値を算出する。(a5)上記電圧変化量から上記電圧換算値を減算し補正済積分電圧値を得て記憶する。(a6)補正済積分電圧値が所定の範囲内にあるか否かを判定する。(a7)補正済積分電圧値が所定の範囲内にないとき、該補正済積分電圧値を上記カウンタのカウント値で除算してドリフト補正値を得る。
IPC (3件):
G01C 19/00 ,  G01C 19/56 ,  G01C 21/16
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-247521

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