特許
J-GLOBAL ID:200903097770420929

液体レベル検出装置の補正方法および液体レベル検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 山本 尚 ,  中山 千里
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-254949
公開番号(公開出願番号):特開2007-064933
出願日: 2005年09月02日
公開日(公表日): 2007年03月15日
要約:
【課題】 測定した静電容量を補正して対応する検出値を取得することで、精度の高い液体レベルの検出を行うことができる液体レベル検出装置の補正方法および液体レベル検出装置を提供する。 【解決手段】 基準センサ部を用い、尿素水溶液のレベルと静電容量との変位関係である基準変位直線Aを算出しておく。液体レベルセンサの製造過程では、尿素水溶液のレベルをl1としたときのセンサ部の静電容量C1(l1)を測定する。次に静電容量のゼロ値(0,0)と、測定値(l1,C0(l1))とをパラメータとし、最小二乗法を用いてそのセンサ部の変位直線Bを算出する。そして変位直線Bを基準変位直線Aに一致させるための補正値を算出する。完成した液体レベルセンサでは、この補正値を用い、測定される静電容量を補正することで、精度の高いレベル検出を行う。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
筒状の外筒電極と、前記外筒電極内で前記外筒電極の軸線方向に沿って設けられ、誘電体からなる絶縁被膜が被覆された筒状または柱状の内部電極とを含むセンサ部を備え、 前記センサ部を液体収容容器内に挿入し、その液体収容容器内に収容される液体の界面の高さに応じて変化する前記外筒電極と前記内部電極との間の静電容量を測定し、前記静電容量に対応した検出値を取得する液体レベル検出装置の補正方法であって、 あらかじめ、 前記液体自身からなる基準試料、または前記液体と同じ組成の基準試料を収容する基準試料収容容器内に前記センサ部を挿入し、前記基準試料収容容器内に界面の高さが前記外筒電極の外表面上の所定位置に位置するように前記基準試料を収容した状態で前記静電容量を測定して第1静電容量を得る第1ステップ、 前記基準試料の界面の高さの変位に対する前記静電容量の大きさの変位関係を、静電容量のゼロ値と前記第1静電容量とを用いて最小二乗法により算出する第2ステップ、 前記第2ステップにより算出された前記変位関係を、基準となる基準センサ部を用いて算出した前記基準試料の界面の高さの変位に対する静電容量の大きさの変位関係を示す基準変位関係と一致させるように、補正するための補正値を算出する第3ステップ を実施し、 前記センサ部にて測定した前記静電容量を、前記補正値に基づいて補正し、補正後の静電容量に対応した前記検出値を取得することを特徴とする液体レベル検出装置の補正方法。
IPC (2件):
G01F 25/00 ,  G01F 23/26
FI (2件):
G01F25/00 A ,  G01F23/26 A
Fターム (2件):
2F014AA05 ,  2F014EA10
引用特許:
出願人引用 (2件)

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