特許
J-GLOBAL ID:200903097802165012

液圧ブースタ付マスタシリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-024569
公開番号(公開出願番号):特開平5-193480
出願日: 1992年01月14日
公開日(公表日): 1993年08月03日
要約:
【要約】【目的】 補助液圧室を有するマスタシリンダにおいて、助勢限界後のブレーキ操作部材のストロークの増大および操作フィーリングの悪化を防止する。【構成】 通常は、液圧ブースタ60のパワー圧室70からのブレーキ液により第一加圧ピストン18が前進させられる。ブレーキペダル86が液圧ブースタ60の助勢限界を越えて踏み込まれれば、補助ピストン40がわずかに前進し、還流阻止弁142が補助液圧室50からパワー圧室70へのブレーキ液の流出を阻止する状態となる。したがって、その後のブレーキペダル86の踏込みに伴って第一加圧ピストン18が補助液圧室50のブレーキ液圧を介して前進させられ、加圧室22,24に液圧が発生する。補助液圧室50からのブレーキ液の流出が防止されることにより、ブレーキペダル86のストロークの増大が回避されるとともに、ペダル86の操作フィーリングの悪化が防止される。
請求項(抜粋):
ハウジングと、そのハウジングにより液密かつ軸方向に摺動可能に保持され、ハウジングと共同して加圧室を形成し、その加圧室に液圧を発生させる加圧ピストンと、前記ハウジング内の前記加圧ピストンの後方に配設され、加圧ピストンとの間に補助液圧室を形成する補助ピストンと、ブレーキ操作部材と、そのブレーキ操作部材と前記補助ピストンまたはその補助ピストンより後方に設けられた別の加圧ピストンとの間に設けられ、パワー圧室を有し、液圧源からそのパワー圧室に供給されるパワー圧によりブレーキ操作部材の操作力を倍力して出力部材から補助ピストンまたは別の加圧ピストンに伝達する液圧ブースタと、前記パワー圧室と前記補助液圧室とを接続する補助液通路とを含む液圧ブースタ付マスタシリンダであって、前記補助液通路に、前記補助ピストンが後退端位置にある状態では補助液圧室とパワー圧室との連通を許容するが、補助ピストンが一定量前進した状態では少なくとも補助液圧室からパワー圧室への作動液の還流を阻止する還流阻止弁を設けたことを特徴とする液圧ブースタ付マスタシリンダ。

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