特許
J-GLOBAL ID:200903097802865456

液晶素子および液晶光学装置およびスイッチング方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-127165
公開番号(公開出願番号):特開平5-323291
出願日: 1992年05月20日
公開日(公表日): 1993年12月07日
要約:
【要約】【目的】 本発明は高分子材料と液晶材料との屈折率差に起因する光散乱現象を利用する液晶素子であって、高分子分散型液晶素子の少なくとも入射光側の液晶と隣接する位置に、液晶の電界に応答した状態での屈折率と等しい屈折率を持つ粗面形成層を配設せることを特徴とする。このような屈折率を持つ粗面形成層は、電界ON時には液晶材料と屈折率が整合して光をそのまま透過させる一方、電界OFF時には液晶材料との屈折率の不一致が生じ、入射光を散乱させる効果を持つ。この効果により、高分子分散液晶のコントラスト著しく高めることができる。【構成】 電界OFF時には、(a)の様に粗面形成層17と高分子/液晶複合材料18との屈折率が整合せぬため、入射光は先ず、粗面形成層18で散乱され更に、高分子/液晶複合材料内でも散乱される。電界ON時には屈折率が整合し、粗面形成層17の存在が入射光に検出されなくなり散乱が生じないうえに、高分子/液晶複合材料18内部でも光が散乱されない。
請求項(抜粋):
一対の少なくとも透明電極を有する対向基板間に、液晶材料と高分子材料とからなる高分子/液晶複合材料が挟持されてなる素子において、少なくとも一方の基板表面が粗面化されておりしかも、前記の粗面を形成する材料の屈折率が、前記高分子/液晶複合材料の散乱状態での屈折率とは異なっておりかつ、透明状態での屈折率にほぼ等しい値を有することを特徴とする液晶素子。
IPC (2件):
G02F 1/1333 ,  G02F 1/1333 500

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