特許
J-GLOBAL ID:200903097816881810

多孔性バイオセンサーおよびラマン分光法を用いる生体分子の検出

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 清水 初志 ,  新見 浩一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-547378
公開番号(公開出願番号):特表2007-518075
出願日: 2004年12月24日
公開日(公表日): 2007年07月05日
要約:
本発明は、カスケードラマンセンシングによって、血清のような生体試料の内容物を分析するために用いられる方法を提供する。公知の分析物に対して特異的に結合するプローブを有する、蛍光を発生させるナノ多孔性バイオセンサーを、生体試料に接触させて、多孔性の半導体構造に共役させた一つまたはそれ以上の結合複合体を形成する。結合した複合体を、結合複合体に特異的に結合するラマン活性プローブに接触させて、バイオセンサーに光を照射するとバイオセンサーからの蛍光放出が得られる。これらの蛍光の放出は結合複合体からのラマンシグナルを生成する。結合複合体から生成されたラマンシグナルを検出して、結合したタンパク質含有分析物に関連するラマンシグナルが、試料中のタンパク質含有化合物の存在を示している。本発明の方法は、患者の試料のタンパク質プロフィールを提供するために有用である。本発明はまた、本発明の方法を実践するために有用な検出系を提供する。
請求項(抜粋):
以下を含む、生体試料の内容物を分析する方法: a)上層と下層のそれぞれが交互の多孔性を有する約5〜約20層を含む、上層と下層の間に挟まれた中心層を含むナノ多孔性の半導体構造と、多孔性半導体構造に共役させた一つまたはそれ以上の第一のプローブとを含むナノ多孔性半導体センサーを適した条件で生体試料に接触させる段階であって、一つまたはそれ以上の第一のプローブが試料中の少なくとも一つの分析物に特異的に結合して、一つまたはそれ以上の結合複合体を形成する段階; b)その特異的結合を促進するために適した条件でラマン活性プローブを一つまたはそれ以上の結合複合体に接触させる段階; c)その放出が結合複合体からのラマンスペクトルを産生する、センサーからの蛍光の放出を引き起こすためにセンサーに光を照射する段階;および d)結合した分析物に関連するラマンシグナルによって、試料における分析物の存在およびタイプが示される、結合複合体によって産生されたラマンシグナルを検出する段階。
IPC (2件):
G01N 33/543 ,  G01N 21/65
FI (4件):
G01N33/543 595 ,  G01N21/65 ,  G01N33/543 591 ,  G01N33/543 541Z
Fターム (13件):
2G043AA01 ,  2G043BA16 ,  2G043BA17 ,  2G043CA04 ,  2G043DA01 ,  2G043DA02 ,  2G043DA06 ,  2G043EA01 ,  2G043EA03 ,  2G043JA01 ,  2G043JA02 ,  2G043LA01 ,  2G043NA01

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