特許
J-GLOBAL ID:200903097831307918

プロセッサ間データ転送方法およびそれに適した計算機システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 薄田 利幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-315848
公開番号(公開出願番号):特開平9-212474
出願日: 1996年11月27日
公開日(公表日): 1997年08月15日
要約:
【要約】【課題】主記憶に固定されない受信領域を使用可能にし、同期処理も軽減する。【解決手段】転送元ノード10は、データ、主記憶固定されないデータ転送先領域の仮想アドレス、使用する転送制御フラグのアドレス、比較値、比較の方法とを送信する。受信側ノード210ではネットワークアダプタ230が、受信した転送制御フラグアドレスで指定される転送制御フラグ330内のセマフォと、受信した比較値と比較方法とから条件の成立を判定する。受信した転送先領域の仮想アドレスとアドレス変換テーブル140によりこの仮想アドレスが示す転送先領域340が主記憶50にあるか否かを検査する。上記条件が成立しないかまたは転送先領域340が主記憶50にないとき、受信データをOS用の領域内の転送バッファ370に格納する。受信側プログラムが特定のシステムコールを発行したときまたはそのプログラムが転送先領域内のデータに対する読み出し命令を発行しページフォールトが発生したときに、OSが受信データを転送バッファから転送先領域に移す。
請求項(抜粋):
データ転送ネットワークにより相互に接続された複数のノードを有し、各ノードが少なくとも一つのプロセッサと主記憶とを持つ計算機システムにおいて、データとそのデータを格納すべき転送先領域の仮想アドレスとを転送元のノードから転送先のノードに送出し、転送先のノードにおいて、該データの受信時に、該受信した仮想アドレスが割り当てられた該転送先領域が転送先のノードの主記憶内に存在するときには、該仮想アドレスが割り当てられた該転送先領域に該データを記憶し、該データの受信時に、該転送先領域が該転送先のノードの主記憶内に存在しないときには、転送先のノード内に設けられた一時的保持のためのバッファ領域に上記データを記憶し、上記データを該バッファ領域に記憶した後に、転送先のノードで実行中のユーザプログラムにより所定の命令がその後発行されたときに、該バッファ領域に格納された上記データを該転送先領域に転送し、上記転送は、上記転送先領域を上記主記憶に割り当てた後に実行されるデータ転送方法。
IPC (3件):
G06F 15/163 ,  G06F 13/00 351 ,  G06F 13/00 353
FI (3件):
G06F 15/16 320 A ,  G06F 13/00 351 A ,  G06F 13/00 353 Q

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