特許
J-GLOBAL ID:200903097849535152

トロイダル型無段変速機の変速制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-214262
公開番号(公開出願番号):特開平5-039850
出願日: 1991年08月01日
公開日(公表日): 1993年02月19日
要約:
【要約】【目的】 油洩れの少ないオーバーラップ型変速制御弁を用いても、ハンチングを生ぜず、且つ応答遅れの少ないトロイダル型無段変速機の変速制御を可能にする。【構成】 オーバーラップ型変速制御弁を用いたトロイダル型無段変速機の変速制御に際し、パワーローラ傾転角変化量に対する変速制御弁へのフィードバック量変化量aと、パワーローラ移動変化量に対する変速制御弁へのフィードバック変化量bとの比b/aが無次元パラメータRの関数として線H,D間の値となるよう変速制御弁へのフィードバックを行う。これによりハンチングを生ぜず、且つ応答遅れの少ない変速制御が実現される。
請求項(抜粋):
入出力コーンディスク間にパワーローラを挟圧して具え、変速比指令に応動するオーバーラップ式変速制御弁からの圧力でサーボピストンを介しパワーローラを回転軸線が入出力コーンディスク軸線と交差する位置からオフセットするよう移動させることにより、パワーローラを傾転させて変速比を指令値に向かわせ、パワーローラの移動及び傾転を前記変速制御弁にフィードバックすることにより、パワーローラ傾転角が変速比指令値に対応する角度になったところでパワーローラをオフセツト0の位置に保つようにしたトロイダル型無段変速機を変速制御するに際し、無次元のパラメータRをR=√ρ・A1 ・√Cr /√P・A2 ρ :作動油比重(kg/cm3 )A1 :サーボピストンの総受圧面積(cm2 )Cr :変速制御弁オーバーラップ部の弁体間径方向クリアランス(cm)P :変速制御弁入力圧(kg/cm2 )A2 :変速制御弁の釣合状態からの弁体間相対変位量0.1 mmに対する流入側弁ポート及び流出側弁ポート開口面積変化量の平均値(cm2 )とした時、パワーローラ傾転角1度に対する変速制御弁へのフィードバック量の変化量ammと、パワーローラ移動量1mmに対する変速制御弁へのフィードバック量の変化量bmmとの比b/aが1.74R4/5 -3.90≦b/a≦3.09R5/9 +30.51となるよう変速制御弁へのフィードバックを行うことを特徴とするトロイダル型無段変速機の変速制御装置。
IPC (2件):
F16H 61/00 ,  F16H 15/38

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