特許
J-GLOBAL ID:200903097866249783
並列型確率的最適化法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
三好 秀和
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-353767
公開番号(公開出願番号):特開平7-200517
出願日: 1993年12月29日
公開日(公表日): 1995年08月04日
要約:
【要約】【目的】 本発明はSA法で問題となっていた顕著な多峰性を示すような複雑な問題などに対する解の信頼性を大幅に向上させる。【構成】 SA法による“焼きなまし”という物理的アナロジーと、確率的要素と、“温度”と呼ばれるパラメータとを使用する手法と、温度に応じて状態変数Xを多数摂動させる手法とを組み合わせたアルゴリズムにを使用し、初期値から探索を始め、大域的最小値に到達するまでに乗り越えようとするエネルギー壁の凹凸が極端に高く、かつ多峰性が顕著なときや初期値と大域的最小値が空間的に非常に遠いときなどにも、大域的最小値(最適解)を求める。
請求項(抜粋):
問題に対する解を求めるとき、繰り返し回数に応じて値が低下するパラメータの現在値を確率的に評価して状態摂動範囲を決定した後、この決定処理によって得られた状態摂動範囲に基づいて現在状態変数を摂動させて複数個の仮状態変数を演算するとともに、これらの各仮状態変数に対する仮目的関数の評価を行ない、これら各仮目的関数の評価値のうち、最も低い評価値が前記現在状態変数に対する現在目的関数の評価値より低下しているとき、最も評価値が低い仮目的関数に対応する仮状態変数に基づいて現在状態変数の更新を行ない、また前記各仮状態変数に対する前記各仮目的関数の評価値のうち、最も低い評価値が前記現在状態変数に対する現在目的関数の評価値より低下していないとき、最も低い評価値を示す仮目的関数の評価値を確率的に認めることが可能かどうかを判定し、確率的に認めることが可能であるとき、前記最も評価値が低い仮目的関数に対応する仮状態変数に基づいて現在状態変数の更新を行ない、また確率的に認めることができないとき、前記現在状態変数の更新をスキップし、この後、確率基準の更新を行ない、上記の処理を繰り返して前記問題に対する解を求める、ことを特徴とする並列型確率的最適化法。
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