特許
J-GLOBAL ID:200903097870150627
エチレングリコールカーボネートの製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-351564
公開番号(公開出願番号):特開平5-271218
出願日: 1992年12月09日
公開日(公表日): 1993年10月19日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 蒸留により EGC を得る際に、他の工程のための加熱用水蒸気を発生させることに反応のエネルギーを利用する方法を提供する。【構成】 工程を連続的、かつ断熱的に、2 〜 200 バールの圧力、110 〜 200°C の温度範囲内、5 〜 80°C の断熱温度上昇で実施し、反応媒体として単位時間あたりに反応器に流入するエチレングリコールカーボネート(EGC)が生成する EGC の 10 〜 120 倍であり、酸化エチレン1モルあたり 1.01 〜 1.3 モルの二酸化炭素を使用し、反応器の全ての部位において二酸化炭素の過剰を維持し、上記全反応混合物の 80 〜 98 重量%を反応器の入口に戻し、残余を蒸留して EGC を得、断熱温度条件の結果として反応混合物中に生ずる顕熱を反応混合物の後処理に使用する酸化エチレンと二酸化炭素との反応による EGC の接触的製造方法。
請求項(抜粋):
a) 工程を連続的に、かつ断熱的に、2 ないし 200 バールの、好ましくは 5 ないし 80 バールの、特に好ましくは 8 ないし 60 バールの圧力で、110 ないし 200°C の、好ましくは 110 ないし 190°C の、特に好ましくは 110 ないし 180°C の温度範囲内で、5 ないし 80°C の断熱温度上昇を伴って実施し、断熱温度上昇が上記の温度範囲内に留まるような様式で入口温度を選択し、b) 反応媒体として単位時間あたりに反応器に流入するエチレングリコールカーボネートがこの時間単位に生成するエチレングリコールカーボネートの 10 ないし 120 倍であり、c) 酸化エチレン1モルあたり 1.01 ないし 1.3 モルの、好ましくは 1.01ないし 1.25 モルの、特に好ましくは 1.01 ないし 1.2 モルの二酸化炭素を使用し、反応器の全ての部位において二酸化炭素の過剰を維持し、d) 上記の全反応混合物の 80 ないし 98 重量%、好ましくは 85 ないし 97重量%、特に好ましくは 88 ないし 97 重量%を反応器の入口に戻し、残余を蒸留により処理してエチレングリコールカーボネートを得、e) 断熱温度条件の結果として反応混合物中に生ずる顕熱を反応混合物の後処理に使用することを特徴とする、反応媒体としてのエチレングリコールカーボネート中における高温、高圧での、得られるエチレングリコールカーボネートを触媒から分離するための蒸留による後処理を伴う酸化エチレンと二酸化炭素との反応によるエチレングリコールカーボネートの接触的製造方法。
IPC (2件):
C07D317/38
, C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (2件)
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特開昭57-106631
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特開昭50-014632
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