特許
J-GLOBAL ID:200903097908668919

温度式膨張弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-232255
公開番号(公開出願番号):特開平10-073344
出願日: 1996年09月02日
公開日(公表日): 1998年03月17日
要約:
【要約】【課題】 膨張弁におけるハンチングの抑制効果を向上させる。【解決手段】 蒸発器出口側通路48の冷媒温度を感知する金属製感温棒49を備え、感温棒49の感知温度に応じて圧力が変化する第1圧力室56と、通路48の圧力が導入される第2圧力室57とをダイヤフラム52により仕切り、ダイヤフラム52の変位が感温棒49を介して弁体43に伝達されて、弁体43が変位する。感温棒49は、通路48内に位置する小径軸部49aと、この軸部49aの端部に結合され、ダイヤフラム52に当接するダイヤフラムストッパ部49bとから構成し、通路48と第2圧力室57との間を圧力導入用の空間58により連通する。感温棒49の軸部49aのうち通路48内に位置する部分を覆う薄肉円筒部64aと、軸部49aのうち圧力導入用の空間58内に位置する部分を覆う厚肉円筒部64bと、ダイヤフラムストッパ部49bを覆う厚肉円板部64cとを有する樹脂製熱伝達遅延部材64を、感温棒49に圧入固定する。
請求項(抜粋):
本体ケース(40)と、この本体ケース(40)内に形成され、サイクル高圧側からの冷媒を減圧、膨張させる絞り通路(45)と、前記本体ケース(40)内に配置され、前記絞り通路(45)の開度を調整する弁体(43)と、前記本体ケース(40)内に形成され、蒸発器(5)の出口冷媒が流れる蒸発器出口側通路(48)と、前記本体ケース(40)内に、前記蒸発器出口側通路(48)を通過する冷媒の温度を感知するように配置され、かつ前記本体ケース(40)に対して摺動可能な感温棒(49)と、この感温棒(49)の感知温度に応じて圧力が変化する第1圧力室(56)と、前記蒸発器出口側通路(48)の圧力が導入される第2圧力室(57)と、前記第1圧力室(56)と前記第2圧力室(57)との間を仕切るように配置され、前記両圧力室(56)、(57)の圧力差に応じて変位するダイヤフラム(52)とを備え、前記ダイヤフラム(52)の変位が前記感温棒(49)を介して前記弁体(43)に伝達されて、前記弁体(43)が変位するようになっており、前記感温棒(49)は、前記蒸発器出口側通路(48)内に位置する小径の軸部(49a)と、この軸部(49a)の端部に結合され、前記ダイヤフラム(52)に当接するダイヤフラムストッパ部(49b)とからなり、前記本体ケース(40)には、前記蒸発器出口側通路(48)と前記第2圧力室(57)との間を連結する圧力導入用の空間(58)が形成されており、前記感温棒(49)の前記軸部(49a)のうち、前記蒸発器出口側通路(48)内に位置する部分を覆う薄肉円筒部(64a)と、前記感温棒(49)の前記軸部(49a)のうち、前記圧力導入用の空間(58)内に位置する部分を覆う厚肉円筒部(64b)とを有する熱伝達遅延部材(64)を備え、この熱伝達遅延部材(64)を前記感温棒(49)よりも熱伝導率の小さい材料にて構成したことを特徴とする温度式膨張弁。
FI (2件):
F25B 41/06 R ,  F25B 41/06 N

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