特許
J-GLOBAL ID:200903097927678321

中間流れ流体試料採取装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 室田 力雄
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-515308
公開番号(公開出願番号):特表平9-509479
出願日: 1994年11月24日
公開日(公表日): 1997年09月22日
要約:
【要約】流体流れの最初の試料を収集した後それを廃棄し、将来の分析用の中間流れの試料を採取する流体試料採取装置である。本装置が尿の採取に用いられる場合、最初の試料はホッパー内に収集されるか、最初の試料が収集された後、ホッパーは、第1の位置から第2の位置まで回動し、最初の試料のいくらかを廃棄する。ホッパーが第2の位置にある間、ホッパーの外側表面は、中間流れの試料採取用の容器の方向に方向転換される。
請求項(抜粋):
独占排他権が請求される本発明の態様は次の通りである。1.流体試料採取装置であって、 流体の流れを受入れる入口と中間流れ流体試料を保持する容器に接続できる出口とを備えたハウジングと、 前記ハウジング中に可動的に置かれて前記入口を通って流入する流体を収集する凹み部とを備えたホッパーとからなり、 前記ホッパーは、前記凹み部が前記入口から入ってくる流体の流れの最初の予め定められた量を収集すると共に前記入口と前記出口との間の流れを禁止するように方向付けられている第1の位置から、前記予め定められた量の少なくとも一部を放棄すると共に前記ホッパーの一表面が流体流れによる衝突を受容し且つ出口方向に向けられている第2の位置へと、移行できるように構成されている。2.請求項1の装置において、前記ハウジングは、第2の出口を備えており、前記予め定められた量の一部が前記第2の出口に放棄されるようになされている。3.請求項2の装置において、前記ホッパーは前記ハウジング内で回動自在に枢支されている。4.請求項3の装置において、前記凹み部は、細長い槽として構成されており、該槽は、一対の対向して配置された端部壁と、該壁に配置されて前記ハウジングと協同して前記ホッパーと前記ハウジングとの間をピボット接続する腕具とを備えている。5.請求項4の装置において、腕具はナイフエッジとして構成されている。6.請求項5の装置において、ハウジングは前記ナイフエッジを受け入れるに適した支点ブロックを備えている。7.請求項6の装置において、腕具のそれぞれは、ハウジングの内部壁に一点で接する程度まで先細りせられており、それによってホッパーの側壁をハウジングから或る間隙をもって保持させている。8.請求項4の装置において、前記細長い槽は、実質的に、前記ピボット接続部の一方の側に配置されている。9.請求項8の装置において、前記ホッパーは、前記槽から上方に延設された背面壁を備えている。10.請求項9の装置において、前記背面壁は、前記ホッパーが前記第2の位置にある場合に前記流体衝突受容表面を構成する外側表面を備えている。11.請求項10の装置において、前記ホッパーの前記外側表面は、流体流れを前記出口の方向に差し向ける翼を備えている。12.請求項10の装置において、ホッパーの前記背面壁の上端部は、前記ホッパーが第1の位置にある場合に、ハウジングの背面壁に接する。13.請求項12の装置において、前記ハウジングは、前記背面壁に対向する前面壁を持っており、前記ホッパーの背面壁は、ホッパーが第2位置にある場合に前記ホッパーの背面壁が前記ハウジングの前面壁に接してもなお前記上端部が前記ハウジング前面壁から或る間隙を保ち得るようにするための間隔保持具を備えている。14.請求項13の装置において、前記ハウジングは、前記前面壁と前記背面壁の間に広がる基板を備えており、前記出口が前記基板に設けられている。15.請求項14の装置において、前記ハウジングは前記基板から上方に延設された邪魔板によって構成された溝を備えており、該溝は、前記ホッパーが前記第2の位置にある時に、ホッパーの前記背面壁の外側表面に衝突する流体を前記出口に方向付ける。16.請求項13の装置において、前記第2の出口は、予め定められた量の尿と中間流れからの余分の尿をハウジングから排出できるようにするために、前記溝の外で且つ前記基板に配置された少なくとも1つの開口部を含む。17.請求項16の装置において、前記溝は、前記背面壁に隣り合い且つ前記細長い槽の背面側に配置されており、前記ホッパーが前記第2の位置に移行することにより前記予め定められた量の一部が前記ホッパーの前記前面壁の方向に前向きに排出される。18.請求項3の装置において、前記ハウジングは、前面壁、背面壁及びその間に広がる基板に対してそれらの長手方向寸法の間隔をもつ一対の端部壁を備え、前記凹み部は、前記第1の位置と第2の位置との間で移行できるように前記側壁上に回動自在に枢着されている細長い槽を備えている。19.請求項18の装置において、前記槽は前面壁と背面壁を備えており、前記背面壁は前記槽の前面壁を越えて上方に延設されている。20.請求項19の装置において、前記ホッパーは、それが第1の位置にある時、即ちホッパーが空の状態にある時には、その質量の中心が前記ピボット接続部の後側に位置し、また前記予め定められた量の流体が収集された時には、前記ピボット接続部の前側に位置するよう構成されている。21.請求項19の装置において、前記背面壁は、前記ホッパーが前記第2の位置にある時に前記流体衝突受容表面を構成する外側表面を備えている。22.請求項21の装置において、前記ホッパーの前記外側表面は、尿の流れを前記出口の方へ方向付ける翼を備えている。23.請求項21の装置において、ホッパーの前記背面壁の上端部は、前記ホッパーが前記第1の位置にある時にハウジングの背面壁に接する。24.請求項23の装置において、前記ハウジングは、前記背面壁に対向する前面壁を備えており、前記背面壁は、前記ホッパーが第2の位置にある時に、前記ホッパーの前記背面壁の前記上端面が前記ハウジングの前記前面壁から間隙を保持するための間隔保持具を備えている。25.請求項24の装置において、前記出口は前記基板に設けられている。26.請求項25の装置において、前記ハウジングは、前記ホッパーが前記第2の位置にある時にホッパーの前記背面壁の外側表面に衝突する尿を前記出口に方向付けるために、前記基板から上方に延設された邪魔板によって構成された溝が設けられている。27.請求項26の装置において、前記第2の出口は、前記予め定められた量の尿と中間流れからの余分な尿をハウジングから排出できるようにするために、前記溝の外で且つ前記基板に配置された少なくとも1つの開口部を含んでいる。28.請求項27の装置において、前記溝は、前記背面壁に接し且つ前記細長い槽の背面方向に配置されており、前記ホッパーが前記第2の位置に移行することにより前記予め定められた量が前記前面壁の方向に前向きに排出される。29.請求項4の装置において、前記ハウジングは、ハウジングの等分付近で接合された上方部分と下方部分からなり、上方部分は出っ張り部により保持され、下方部分には直立壁が設けられている。30.請求項29の装置において、前記腕具は上記出っ張り部によって支持されている。31.請求項30の装置において、前記出っ張り部は、前記腕具のそれぞれを受け入れるための一対の切り込み部を設けている。32.請求項31の装置において、前記各腕具は、ナイフエッジとして形成されており、前記切り込み部は前記ナイフエッジを受け入れて前記ピボット接続部を構成している。33.請求項32の装置において、前記各腕具は、前記直立壁に1点で接する程度まで先細りさせて構成している。34.請求項33の装置において、前記上方部分の下端部は、前記腕具を収容できるよう対向位置に切り込みを施している。35.請求項29の装置において、前記上方部分は、上向き且つ内向きに延設されて前記入口を形成する複数の小面を持つ端部壁を備えている。
IPC (2件):
G01N 1/10 ,  G01N 33/493
FI (3件):
G01N 1/10 V ,  G01N 1/10 N ,  G01N 33/493 B
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開平2-249942

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