特許
J-GLOBAL ID:200903097955432869

メタロセン錯体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 庄子 幸男
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP1999004146
公開番号(公開出願番号):WO2000-008035
出願日: 1999年08月02日
公開日(公表日): 2000年02月17日
要約:
【要約】合成時に立体異性体の生成するメタロセン錯体の異性体を容易に分離することができるメタロセン錯体の製造方法を提供するものであり、その要旨とするところは、式(1)で表される特定の遷移金属の架橋型メタロセン錯体の異性体混合物の一部を、M-O結合を有する錯体とし分離することにある。とくに、式(2)で表されるメタロセン錯体の異性体混合物の一部を式(3)で表されるμ-オキソ錯体として分離する方法が好ましい。
請求項(抜粋):
式(1)(式中、Mは周期率表3族、4族、5族、6族、ランタノイドまたはアクチノイドに属する遷移金属を意味し、nは1または2の整数であり、Yは炭素、ケイ素、ゲルマニウム、スズを意味する。各Xはお互いに同一でも異なっていてもよく、ハロゲン原子、擬ハロゲン原子団または炭素数1から20の炭化水素基を意味し、炭化水素基のなかにケイ素、ゲルマニウム、酸素、硫黄、窒素を含んでいてもよく、または独立して5員または6員環中に酸素原子、硫黄原子および窒素原子よりなる群から選択されるヘテロ原子を含有する単環式または多環式のヘテロ芳香族基を表し、ヘテロ芳香族基はその環上で他の置換基によって置換されていてもよい。各R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10はお互いに同一でも異なっていてもよく、水素、炭素数1から20のアルキル基、炭素数1から20のシクロアルキル基、炭素数2から20のアルケニル基、炭素数6から20のアリール基、炭素数7から20のアルキルアリール基、炭素数7から20のアリールアルキル基を意味し、これらのなかにケイ素、ゲルマニウム、酸素、硫黄、窒素を含んでいてもよく、または独立して5員または6員環中に酸素原子、硫黄原子および窒素原子よりなる群から選択されるヘテロ原子を含有する単環式または多環式のヘテロ芳香族基を表し、ヘテロ芳香族基はその環上で他の置換基によって置換されていてもよい。シクロペンタジエニル環の隣接した置換基はそれぞれ炭素数5から8の環状構造を形成していてもよく環状構造が芳香族環となっていてもよい。R9とR10はYを含む4から8の環状構造を形成していてもよく、これらのなかに酸素、硫黄、窒素を含んでいてもよい。)で示されるメタロセン錯体の異性体混合物の一部を、M-O結合を有する錯体とし、分離することを特徴とするメタロセン錯体の製造方法。
IPC (8件):
C07F 17/00 ,  B01J 31/22 ,  C07F 7/00 ,  C07F 7/08 ,  C07F 7/30 ,  C08F 4/64 ,  C08F 10/00 ,  C07M 7:00
FI (7件):
C07F 17/00 ,  B01J 31/22 Z ,  C07F 7/00 ,  C07F 7/08 ,  C07F 7/30 ,  C08F 4/64 ,  C08F 10/00

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