特許
J-GLOBAL ID:200903097982496305

光ヘッド装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-272947
公開番号(公開出願番号):特開平11-110765
出願日: 1997年10月06日
公開日(公表日): 1999年04月23日
要約:
【要約】【課題】トラックずれ信号中に含まれるオフセット成分およびレンズシフト制御により生じるトラックオフセットに影響されない光ヘッド装置を提供する【解決手段】この発明の光ヘッド装置3は、0次回折光、1次回折光および-1次回折光の全てが重なる領域の反射レーザビームが入射しないよう配列された4つの検出領域24a,24b,25aおよび25bと、その中央に配置され、0次回折光、1次回折光および-1次回折光の全てが重なる領域の反射レーザビームが入射される第5の検出領域23aを有するフォトディテクタ23を用い、4つの検出領域の出力によりトラックずれ信号を生成することから、トラックずれ信号中にオフセット成分が重畳されることを防止できる。
請求項(抜粋):
記録媒体に光ビームを供給するための発光手段と、前記発光手段から出射された前記光ビームを前記記録媒体に集光させるための集光手段と、前記記録媒体から反射・回折された光を電気信号に変換するための光電変換手段とを少なくとも有する光ヘッドにおいて、前記記録媒体は、さまざまな大きさ・形状およびその配置間隔を有するピットの連なりを有する構成となっていて、前記光電変換手段は、前記反射光を受ける少なくとも5つ以上の光感受領域からなり、前記光感受領域を分割する分割線の少なくとも2つ(第一および第二の分割線)は、前記対物レンズによって収束されて得られる集光スポットが前記記録媒体の半径方向に移動したときに、前記光電変換手段上で前記反射光が移動する方向と略直交する方向となっていて、前記第一の分割線で画される第一の光感受領域は、前記ピットで回折された光のうち、半径方向に生じる0次光成分と1次光成分のみが重なっている部分の全てまたは一部をその主成分とする光ビームを受光するものとし、前記第二の分割線で画される第二の光感受領域は、前記ピットで回折された光のうち、半径方向に生じる0次光成分と-1次光成分のみが重なっている部分の全てまたは一部をその主成分とする光ビームを受光するものとし、前記第一の光感受領域は前記第一の分割線と略直交している第三の分割線によって、略半分に分かたれ第三および第四の光感受領域を形成し、前記第二の光感受領域は前記第二の分割線と略直交している第四の分割線によって、略半分に分かたれ第五および第六の光感受領域を形成し、前記第一および第二の光感受領域ではとらえきれなかった部分の前記反射光を受ける第七の光感受領域を有し、前記第三から第六の光感受領域のうち、互いに対角な位置にある領域に入射した前記反射光を光電変換して得られた信号に関し、その2組の和信号である第一および第二の対角和信号を生成し、前記第一の対角和信号と前記第二の対角和信号との位相差を検出して位相差信号を生成し、これをトラッキングエラー信号(位相差トラッキングエラー信号)とし、かつ、前記第三ないし第七の光感受領域に入射した光ビームを光電変換してえられる信号の和信号を情報信号とすることを特徴とする光ヘッド装置。

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