特許
J-GLOBAL ID:200903097985163706

セメント添加剤、セメント組成物及びポリカルボン酸系重合体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安富 康男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-368550
公開番号(公開出願番号):特開2000-247707
出願日: 1999年12月27日
公開日(公表日): 2000年09月12日
要約:
【要約】【課題】セメント組成物に添加する水の量を少なくしつつ、流動性及び混練性が高くて作業性に優れ、充分な抑泡作用による適度な空気連行性があり、しかも添加量が少なくて経済性に優れたセメント添加剤及びそれを用いたセメント組成物、並びに、セメント粒子や無機粉体及び顔料の分散作用に優れ、しかも着色等の問題がなく、セメント添加剤や各種の分散剤等として好適に用いることができるポリカルボン酸系重合体を提供する。【解決手段】ポリカルボン酸系重合体(X)を主成分とするセメント添加剤であって、該ポリカルボン酸系重合体(X)は、-OR4 (R4 は、炭素数1〜30の1価の炭化水素基を表す。)を有する繰り返し単位(A)、繰り返し単位(B)、繰り返し単位(C)、並びに、繰り返し単位(D)を有するものであり、該(A)の存在量S、該(B)の存在量T及び該(C)の存在量E1は、0ではなく、該(B)中におけるオキシアルキレン基の平均付加モル数nは、110以上であるセメント添加剤。
請求項(抜粋):
ポリカルボン酸系重合体(X)を主成分とするセメント添加剤であって、該ポリカルボン酸系重合体(X)は、下記一般式(1);【化1】〔式中、R1 及びR2 は、同一若しくは異なって、水素原子又は炭素数1〜30の1価の炭化水素基を表し、R1 とR2 との炭素鎖の一部が結合していてもよい。R3 は、-OR4 を表す。R4 は、炭素数1〜30の1価の炭化水素基を表す。Sは、ポリカルボン酸系重合体(X)中における繰り返し単位の存在量(モル比)を表す。〕で表される繰り返し単位(A)、下記一般式(2);【化2】〔式中、M1 及びM2 は、同一若しくは異なって、水素原子、金属原子、アンモニウム基又は有機アミン基を表す。Tは、ポリカルボン酸系重合体(X)中における繰り返し単位の存在量(モル比)を表す。〕で表される繰り返し単位(B)、下記一般式(3);【化3】〔式中、M3 は、水素原子、金属原子、アンモニウム基又は有機アミン基を表す。R5 は、炭素数1〜30の1価の炭化水素基を表す。RX は、同一又は異なって、炭素数2〜18のアルキレン基を表し、その主体はエチレン基である。nは、-(RX O)-で表されるオキシアルキレン基の平均付加モル数を表し、正の数である。E1は、ポリカルボン酸系重合体(X)中における繰り返し単位の存在量(モル比)を表す。〕で表される繰り返し単位(C)、並びに、下記一般式(4);【化4】〔式中、M4 は、水素原子、金属原子、アンモニウム基又は有機アミン基を表す。R6 は、炭素数1〜30の1価の炭化水素基を表す。RY は、同一又は異なって、炭素数2〜18のアルキレン基を表し、その主体は、炭素数3以上のアルキレン基である。mは、-(RY O)-で表されるオキシアルキレン基の平均付加モル数を表し、正の数である。E2は、ポリカルボン酸系重合体(X)中における繰り返し単位の存在量(モル比)を表す。〕で表される繰り返し単位(D)を有するものであり、S、T及びE1は、0ではなく、nは、110以上であることを特徴とするセメント添加剤。
IPC (4件):
C04B 24/26 ,  C08F 8/14 ,  C08F290/06 ,  C04B103:30
FI (4件):
C04B 24/26 H ,  C04B 24/26 B ,  C08F 8/14 ,  C08F290/06
引用特許:
審査官引用 (2件)

前のページに戻る