特許
J-GLOBAL ID:200903098016958404

臭気が減少し、白色度が向上し、個別化されたポリカルボン酸架橋繊維を製造する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-503095
公開番号(公開出願番号):特表平11-508327
出願日: 1996年05月30日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】セルロース繊維を提供する工程と、繊維をC2〜C9ポリカルボン酸架橋剤を含む溶液と接触させる工程と、実質的に個別化された形態に繊維を機械的に分離する工程と、繊維を乾燥させる工程と、架橋剤を個別化された繊維と反応させて繊維内架橋結合を形成させる工程とを含む、臭気の減少した、個別化された架橋繊維を作るための方法が開示される。次いで、個別化されたセルロース繊維を、強アルカリ溶液と強酸化剤に接触させて、臭気を減少させ、白色度を増大させる。架橋剤はクエン酸が好ましく、約1.0重量%から約12.0重量%の架橋剤が反応して繊維内架橋を形成することが好ましい。アルカリ溶液は水酸化ナトリウムの水溶液であることが好ましく、乾燥繊維重量基準で約0.09重量%の水酸化ナトリウムが架橋繊維に加えられることが好ましい。酸化剤は過酸化水素が好ましく、乾燥繊維重量基準で約0.04重量%の過酸化水素が架橋繊維に加えられることが好ましい。臭気の減少した、個別化された架橋繊維は、様々の吸収体構造の用途において有用である。
請求項(抜粋):
臭気が減少し、個別化された、ポリカルボン酸架橋セルロース繊維を製造するための方法であって、 a.セルロース繊維を提供する工程、 b.前記繊維を有効量のC2〜C9ポリカルボン酸架橋剤を含む溶液と接触させる工程であって、前記C2〜C9ポリカルボン酸架橋剤は、 (i)オレフィン的に飽和されているか不飽和であるかのいずれかであり、分子当り少なくとも3個のカルボキシル基を有する脂肪族または脂環式C2〜C9ポリカルボン酸、および (ii)分子当たり2個のカルボキシル基を有し、1または両方のカルボキシル基に対してアルファ位、ベータ位に位置ずる炭素-炭素二重結合を有する脂肪族または脂環式C2〜C9ポリカルボン酸 (ただし、前記C2〜C9ポリカルボン酸架橋剤における1つのカルボキシル基は、2または3個の炭素原子のいずれかにより第2のカルボキシル基から隔てられている)から選択されるものである工程、 c.実質的に個別の形態に前記繊維を機械的に分離する工程、 d.前記繊維を乾燥させ、前記繊維が実質的に個別の形態にあるときに架橋結合を形成するために前記繊維と前記架橋剤とを反応させ、繊維内架橋を形成する工程と、 e.架橋繊維にアルカリ性溶液を接触させることにより架橋繊維のpHを少なくとも5、好ましくは5.5ないし6.5に上昇させる工程であって、前記アルカリ溶性液は好ましくは9より大きいpHを有する工程を具備することを特徴とするポリカルボン酸架橋セルロース繊維を製造する方法。
IPC (7件):
D06M 13/192 ,  D21H 13/06 ,  D21H 21/22 ,  D06M101:06 ,  A61F 13/46 ,  A61F 13/15 ,  A61F 5/44
FI (6件):
D06M 13/192 ,  D21H 13/06 ,  D21H 21/22 ,  A61F 5/44 H ,  A41B 13/02 B ,  A61F 13/18 380 B

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