特許
J-GLOBAL ID:200903098085675384

メタクリル酸メチルの連続製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-137709
公開番号(公開出願番号):特開平8-053393
出願日: 1995年06月05日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】【構成】α-ヒドロキシイソ酪酸アミド(HAM)生成液5の中、未反応アセトンシアンヒドリン(ACH)を熱分解し、HAM水溶液11とアセトン・青酸混合液10を得る。HAM水溶液11中の陽・陰イオンを除去したHAM水溶液16を脱水水和し、この生成物18をメタノール21でエステル化し、メタクリル酸メチル(MMA)を生成させる。MMA生成物23を急冷し、抽出剤25による抽出操作にてMMAを含む抽出液28と未反応メタノールや副生アンモニアを含む抽残液27とに分離する。抽出液28を蒸留して、抽出剤25を回収し、低沸点物質44や高沸点物質47を除去し、製品MMA48を得る。抽残液27を蒸留して、低沸点物質36を除去し、メタノール37とアンモニア40を回収する。なお、アセトン・青酸混合液10はACHの合成原料に、メタノール37はエステル化反応の原料に、アンモニア40は青酸の合成原料に、それぞれ使用する。【効果】高純度のMMAが得られ、触媒寿命も長くでき、更には回収物の再利用もできるので工業的な製造に適する。
請求項(抜粋):
原料としてアセトンシアンヒドリン、水及びメタノール、並びに溶媒として水及び又はアセトンを用い、次の?@〜?Fの工程からなることを特徴とするメタクリル酸メチルの製造方法。?@アセトンシアンヒドリンを水と反応させてアミド化し、α-ヒドロキシイソ酪酸アミド生成液を得る。?A該α-ヒドロキシイソ酪酸アミド生成液中に含まれる未反応のアセトンシアンヒドリンをアセトンと青酸の混合物に熱分解し分離して、α-ヒドロキシイソ酪酸アミド水溶液を得る。?B該α-ヒドロキシイソ酪酸アミド水溶液を陽イオン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂と接触させ、精製する。?C精製されたα-ヒドロキシイソ酪酸アミド水溶液を脱水水和反応してメタクリル酸及び又はメタクリルアミドを生成させ、これにメタノールを添加し、エステル化反応させてメタクリル酸メチル生成物を得る。?D該メタクリル酸メチル生成物を急激に冷却し、これと疎水性有機溶媒を接触させて液液抽出し、メタクリル酸メチルを含む抽出液、及び未反応のメタノールと副生するアンモニアを含む抽残液を得る。更に、該抽出液を蒸留し、抽出剤として循環される疎水性有機溶媒と不純物を含むメタクリル酸メチルに分離する。?E該抽残液からメタノールとアンモニアを蒸留により分離し、それらを別々に回収する。?F不純物を含むメタクリル酸メチルを蒸留により精製し、製品としてメタクリル酸メチルを得る。
IPC (7件):
C07C 69/54 ,  B01J 23/34 ,  B01J 27/18 ,  C01C 1/02 ,  C01C 3/02 ,  C07C 67/20 ,  C07B 61/00 300

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