特許
J-GLOBAL ID:200903098096847721

超音波指紋検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-287734
公開番号(公開出願番号):特開平7-116147
出願日: 1993年10月22日
公開日(公表日): 1995年05月09日
要約:
【要約】【目的】 超音波励振器により発生させた弾性振動により溶液を霧化し、その霧を物体の表面に噴霧することによりその霧に含まれる物質から成る薄膜をその表面に形成し、その表面に付着している指紋に含まれる物質と霧に含まれる物質とを反応させることにより指紋を検出する超音波指紋検出装置を提供する。【構成】 紙を入口から挿入するとセンサ4によって紙の幅が測られ、その幅に応じて回転支持具3は紙を支持し順次に出口側へと送る。ニンヒドリン溶液が霧化デバイス1によって紙の表裏に均一に噴霧され、ニンヒドリンの薄膜を形成する。溶液が噴霧された後の紙は送風器2の間を通過し、出口へと送られる。もしも紙に指紋が付着していた場合にはニンヒドリン反応による着色が見られる。【効果】 構造が簡単で、低消費電力駆動が可能である。
請求項(抜粋):
圧電振動子に多数の微小な貫通孔を有する振動板を固着してなるN個の超音波励振器Ui(i=1,2,......,N)により発生させた弾性振動により溶液を霧化し、その霧を物体の表面に噴霧し、前記霧に含まれる物質から成る薄膜を前記表面に形成し、前記霧に含まれる物質と前記表面に付着している指紋に含まれる物質とを反応させることにより前記指紋を検出する超音波指紋検出装置において、前記薄膜を前記表面に形成する手段は前記薄膜の膜厚を制御する手段および前記反応を促進させる手段を含み、前記膜厚制御手段は前記霧の粒径および前記霧の量を制御する手段を含み、前記反応促進手段は前記霧が噴霧された前記表面を乾燥、加湿または加熱する手段を含み、前記圧電振動子は圧電磁器、電極PおよびQから成り、前記電極PおよびQは前記圧電磁器の厚さ方向に垂直な両端面のそれぞれに形成されており、前記電極Pは1組のすだれ状電極で成り、該すだれ状電極の2つの端子TP1およびTP2のうちの一方の端子TP1と電極Qにおける端子TQとの間に前記圧電振動子の共振周波数とほぼ等しい周波数の電圧を印加することにより、前記超音波励振器を駆動する回路が備えてあり、前記駆動回路は、直流電源と前記端子TP1との間に接続されている昇圧用のコイルと、出力電圧端子が前記端子TP1に接続され入力電圧端子が前記端子TP2に接続されることにより前記端子TP2に現われる圧電気を帰還電圧として受けるトランジスタとを備え、前記駆動回路は、前記トランジスタを増幅素子とし前記超音波励振器を共振回路とする発振回路を構成し、前記圧電振動子の共振周波数は、該圧電振動子と前記振動板との複合体における共振周波数にほぼ等しいことを特徴とする超音波指紋検出装置。
IPC (2件):
A61B 5/117 ,  G06T 1/00
FI (2件):
A61B 5/10 322 ,  G06F 15/64 G

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