特許
J-GLOBAL ID:200903098115048320

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-017983
公開番号(公開出願番号):特開平9-209724
出願日: 1996年02月02日
公開日(公表日): 1997年08月12日
要約:
【要約】【課題】部品点数の増加、コスト上昇、大型化を招くことなく機関始動時の回転位相変更部材による打音発生を長期間にわたり抑制する。【解決手段】タイミングプーリ31、ピストン部材73、第1圧力室74、第2圧力室75、第1油路79、第2油路81、オイルコントロールバルブ(OCV)82 、クランク角センサ52、スロットルセンサ及び電子制御装置(ECU)88 を設ける。ECU88 はエンジン11の始動後、オイルポンプ76によるエンジンオイル70が圧力室74,75 に到達するまでは、油路79,81 及び圧力室74,75 内の空気を利用してピストン部材73の動きを抑制すべく、カムシャフト26のトルク変動によるピストン部材73の移動方向に応じてOCV82 を制御する。オイル70の到達後は、センサ52等の検出値に応じてOCV82 を制御してピストン部材73の位置を調整することにより、エンジン運転状態に応じた開閉時期にて吸気バルブを開閉させる。
請求項(抜粋):
内燃機関のバルブ駆動用カムシャフトの外周に設けられ、同内燃機関のクランクシャフトに駆動連結された回転体と、前記カムシャフト及び回転体間に設けられ、同回転体に対するカムシャフトの回転位相を変更するための回転位相変更部材と、前記クランクシャフトに駆動連結された液体供給源と、前記回転位相変更部材の移動方向の少なくとも一端側に設けられた圧力室と、前記液体供給源からの液体を圧力室に導き、回転位相変更部材の端部に液体圧を作用させる液体通路と、前記液体通路に設けられ、前記液体圧を調整するための液体圧調整弁と、前記内燃機関の始動後、液体供給源による液体が前記圧力室に到達するまでは、前記液体通路及び圧力室内の気体を利用して回転位相変更部材の動きを抑制すべく、前記カムシャフトのトルク変動による回転位相変更部材の移動方向に応じて前記液体圧調整弁を制御する第1の制御手段と、前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記液体供給源によって液体が圧力室へ所定量到達した後は、前記運転状態検出手段による運転状態に応じて液体圧調整弁を制御して前記液体圧を変化させ、前記回転位相変更部材の位置を調整することにより回転体に対するカムシャフトの回転位相を変更し、同運転状態に応じた開閉時期にて前記バルブを開閉させる第2の制御手段とを備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置。
IPC (4件):
F01L 1/34 ,  F01M 1/16 ,  F02D 13/02 ,  F02D 45/00 310
FI (5件):
F01L 1/34 Z ,  F01L 1/34 C ,  F01M 1/16 E ,  F02D 13/02 H ,  F02D 45/00 310 B

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