特許
J-GLOBAL ID:200903098130259192

分散補償ファイバ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP1999004413
公開番号(公開出願番号):WO2000-017685
出願日: 1999年08月17日
公開日(公表日): 2000年03月30日
要約:
【要約】この発明に係る分散補償ファイバは、1.5μm波長帯又は1.6μm波長帯の信号光を伝搬する、1.5μm波長帯に零分散波長を有する分散シフトファイバとともに光伝送路を構成することにより、該光伝送路全体の伝送特性を改善し、効率的な分散補償や小型化が可能な構造を備えた光ファイバであって、該分散シフトファイバの分散を十分に補償した状態で、該光伝送路の全分散スロープを改善する構造を備える。当該分散補償ファイバは、コアの外周に順に設けられた、第1クラッド、第2クラッド及び第3クラッドを有する3重クラッド構造を有し、その各領域における比屈折率差及びそれらの外径の最適化により、分散シフトファイバを補償した状態で、好ましい全分散スロープを有する光伝送システムを実現する。
請求項(抜粋):
1.5μm波長帯に零分散波長を有する所定長の分散シフトファイバの分散を補償する分散補償ファイバであって、 所定の基準軸に沿って伸びた、外径2aのコアを有するコア領域と、 前記コア領域の外周に設けられた領域であって、前記コアの外周に設けられた外径2bの第1クラッドと、該第1クラッドの外周に設けられた外径2cの第2クラッドと、該第2クラッドの外周に設けられた第3クラッドとを有するクラッド領域とを備え、 前記コアの屈折率n1、前記第1クラッドの屈折率n2、前記第2クラッドの屈折率n3、前記第3クラッドの屈折率n4は、 n1>n3>n4>n2 であり、 前記第3クラッドに対する前記コア及び前記第1クラッドの各比屈折率差Δ1及びΔ2は、 1%≦Δ1≦3% Δ2≦-0.4% であり、 前記第2クラッドの外径に対する前記コアの外径の比は、 2a/2c≦0.3 であり、 前記所定長の分散シフトファイバと、該分散シフトファイバの分散を補償するのに十分な長さを有する当該分散補償ファイバとが光学的に接続されることにより光伝送システムが構成されるとき、当該分散補償ファイバは、使用波長帯域内の信号波長のうち最小波長の光及び最大波長の光に対して、該光伝送システムにおける全分散スロープの絶対値を0.024ps/nm2/km以下にすることを特徴とする分散補償ファイバ。
IPC (2件):
G02B 6/16 331 ,  G02B 6/22
FI (2件):
G02B 6/16 331 ,  G02B 6/22

前のページに戻る